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ー出雲の部屋ー

「…ったく、何なんだよあいつ！」

出雲は顔を赤くして怒っていた。
藍那は、もう悪さしてこないと思ってた。

「あいつ、…スリスリ以外の事しやがって//」

まだ、頬には藍那が触れた、熱がこもっている。
あの後すぐ風呂に入って、体を洗ってやった。…キモいから。

そして、気付いてしまったのだ。
鏡をふと見た瞬間、自分の首に、赤い痕がついているのを。

藍那のキスマーク。
それしか、思いつかない。

藍那の所に殴りこんでやろうとも思った。
でも本気を出したら、藍那の方が強いのは分かってる。

また、抑え込まれたらたまったもんじゃない。
だから、"あの人"話を聞いてもらおうと思うんだ。