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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 125円の噺 【よろず短編集】 ( No.28 )
- 日時: 2012/09/24 19:49
- 名前: ゆいむ ◆xFvCQGVyfI (ID: NExr47x9)
この感覚は久しぶりです。自分がせいいっぱい頑張って人に優しくして、笑顔を振りまいて、たまに、というか年中ツッコミにまわって、そうだお母さんみたいになろうって決めたのを、ぜんぶ空しく空しく感じるときがあるのです。ぜんぶに、いわゆる劣等感を感じることがあるのです。ぜんぶ、の中には、無論愛してやまない友人達や大切なひとだって含まれちまうのです。そんな感覚に陥るたびに、わたしはむしょうになにかを傷つけたくなるのです。壁を殴ってみたり、シャーペンを手の甲にふり下ろしてみたり、というさまざまなことをやって、やっとこさ空しさから抜け出せるのです。むかしむかしから、ちっとも変われていない自分に、お腹がしくしく痛みます。だって、劣等感なんていうものは、私が普段から「くだらない感情の最たるもの」と豪語してやまない物なのですから。くだらない変わりたいこわしたいばかみたい、と考えた末に、私は答えを見つけて、いつもおびえてしまうのです。だって、結局は、自分になにも無いのを、たいそうな理由をつけてごまかしているだけなのです。
◆決してからっぽな訳ではないのです。
(必死に詰め込んでも、滑り落ちて行く、それだけで。)
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