BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

ノルアイ小説に挑戦してみるよ企画:『一方通行で複雑で』 ( No.20 )
日時: 2012/04/09 19:04
名前: 舞裕 (ID: TaF97fNV)

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「・・・・・・・・」思わず黙る。

普段は五月蝿いくらいに冗談やら何やらうざい事をしてくるのに、今日は何処かしおれた感じだった。

ノルウェーが黙っていると、今度はデンマークがこちらの異変に気がついたのか、どうした?と聞いてきた。

「いや。ただあんこがやかましいと思っただけだ」

いつも通りに返す。
デンマークがこうだと、何だかこっちの調子が狂ってきそうで。

「・・・・・・そーけ」

デンマークは力なく返すと、軽く焦げそうになってきているフライパンの中の卵をかき混ぜ始めた。

(————あんこのくせに)

そっちが元気がねぇと、こっちがいびれねぇし、何も言えねぇでねぇか。

心の中で舌打ちのような、曖昧な腹いせをしながら何と無く洗面所に向かう。

廊下はやはりひんやりとしていて、これぞ初春、といった(北欧の地方はまだまだ寒いが)温度の中で、洗面所に入る。

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