BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

ノルアイ小説に挑戦してみるよ企画:『一方通行で複雑で』 ( No.24 )
日時: 2012/04/21 20:58
名前: 舞裕 (ID: TaF97fNV)
プロフ: 「どこぞの〜」ってフレーズにハマった。更新遅れてすいませんw

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リビングにはまだデンマークが一人。
でも、先程のような雰囲気はどこかへ行ったかのように、呑気にテーブルへと朝食を乗せていた。

「・・・・はぁ」

何だか、心配した自分が馬鹿らしい。

「?どーしたノル。溜息なんてついて」

「別に。そしてあんこうざい」

何時もの朝に戻った瞬間。
結構ホッとした。
そう思いつつ、デンマークが淹れたコーヒーを口に含んだ。

(微妙に濃い・・・・)

何時も自分が淹れるコーヒーより若干濃い気もしたが、今は安堵感のほうが勝っていたので文句は言わなかった。
寧ろちょっと心地いい気もしたり・・・する。

それから食べ終えるまで、普通にデンマークに報われない嫌がらせをしたり、珍しく気がついたデンマークと言い争ったりして、普通の朝を過ごした。

「朝から何やってんの・・・・・」

大体半分以上は、その光景に呆れかけているであろうアイスランドがリビングに入ってくる。

ちょっとまたからかってやろうと、昨日と同じ言葉を繰り返してやろう、とか思っていると、アイスランドがずっとこっちを見ていた。

「・・・・・・なんね」

どこぞの島国がどこぞの最大国に投げかける視線並に、じっと見つめて来るアイスランドは珍しい。
普段こっちを見つめる事なんてなかったから。

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