ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

第九話。

「お前、人の裸をまじまじと見るな。」
僕の言葉にフィリアーは「えーいいじゃーん」みたいな顔をする。別に可愛くも何ともないからな。
服を脱ごうとするたびにフィリアーがガン見してくるので脱ぎにくい。
相手は男だ！修学旅行と同じだろ！みたいな事でいつもなら良かったけどそうもいかない。
だってこの人僕に好意を抱いてるんですもーん。
だからやりにくい。

でもここで躊躇しててもあれだし、早く風呂に入りたいしなので意を決して全部脱いで颯爽と湯船につかる。
僕の体を見てフィリアーが「細っ！白っ！！」って驚いてたけどお前も大概だと思う。

「なあ、光。」
フィリアーがニッコリ笑いながら下を向く。あ、何言いたいのか分かった。察したから言わないで。絶対言わないで。あ、これフリとかじゃないからね！本気で言っちゃだめなんだからね！
「お前意外とちっちゃ…」
言い切る前に、殴り飛ばした。




本当に最低な変態男です。でも神様です。いままで僕たちはこんな人に左右されていたのでしょうか。