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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 神様、それはあまりにも不公平です。 ( No.4 )
- 日時: 2012/05/03 13:51
- 名前: 夜藍 (ID: DZWfhZUD)
第二話。
目の前がなんか真っ暗になったんだけど。
え、なに?僕死んだのか?
いやいやいや冗談じゃないよ!まだ青春してないよ!僕には青い春まだ来てないから!
なんで遅刻して死ななきゃなんないの!?どんな不幸だよ。
…死んでないよな。僕。
目を少し開けてみる。
眩しい。ずっと目を閉じていたからか…。
僕の瞳に映るのは見覚えのある、ありすぎる天井。
自分の部屋だ__________ってあれ。
「生きてるじゃんか…」
がばっと起き上がり自分の手や腕が自在に動く事を確認し僕は呟いた。
足もちゃんと動く。
なんだよ、なんなんだよ。という夢をみたんだってやつか。びっくりさせんなよ…。
にしても朝っぱらから変な夢見たもんだ。今日学校ないし。土曜日だし。
時刻は八時三十分。夢で見た腕時計の時刻から十分過ぎている。
「早起きしちまったな…。って、ん?」
僕は異変に気づいた。
ベッドの布団に手をついてため息をついたその手の下。
なぜか、暖かい。盛り上がってるし。
次は何だってんだよ。やべえ、冷や汗かいてきた。嫌な気しかしない。
ゆっくりと、布団をめくる。
そこには、見覚えのない男が一人、裸で眠っていた。
男がこちらに気づき目を開ける。
と、同時に布団をもう一回男にかぶせた。
僕は何も見てない。絶対見てない。あー嫌な夢見た後だからかな?幻覚が見えるなんてそんな。
どんだけ疲れてんだ僕。もっかい寝よう、そうしよう。
布団に潜り込み目を閉じる。
するとその男はゆっくり僕の体に手を回し、
抱きしめてきた。
これが現実なんだと知った僕は思いっきり叫ぶ。
「おかあああああああさあああああああああん!!!!不審者がいるうううううううう!!!!!」
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