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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 神様、それはあまりにも不公平です。 ( No.59 )
- 日時: 2012/05/28 14:02
- 名前: 夜藍 (ID: eVWzcu6j)
第二十二話。
土曜、日曜を過ぎて、月曜日がやってくる。
週明けと言うのはだるかったり、憂鬱だったりするものだが今日はそれが一層深いものになっている。
学校に行くときの表情も、帰る時の表情も暗いヤツを見ると色々察することもあるだろう。
そう。今日はテスト返し…。
帰宅後、僕は自室で机に突っ伏してうなだれていた。
今日は実技教科以外の五教科が返却されたのだが…。
「合計380…前より30点下がってんじゃねえかよお…。」
この点数でうなだれていたら雨月に「そういう事言うのは俺の点数見てからにしろよな!」って言われたが、それはまあ、単に雨月の頭が悪いだけだと思う。
合計270点はキツイだろ、さすがに。
僕より後に帰宅したフィリアーは合計400点あったらしく、満面の笑みで僕に自慢してきやがった。殴り飛ばすぞてめえ。
「まあ別に悪くはないし、寧ろいい方なのではないか?」
「そりゃあ、点数だけみたらそうだけど…前のテストから30点下がってるっつーのがな…。」
「ああ、なるほど。」
うなだれてる僕を元気づけようとしたのかなんなのかしらんが…妙に納得されたな。
英語のリスニングテストがわからなさすぎんだよな…。「甘い」「青い」って聴こえたからキャンディーって書いたのにまさか魚だったとは…。そらキャンディーは泳げませんわな。
フィリアーの方に顔を向けるとフィリアーはニッコリ笑って僕の頬にキスをした。
……
…
「このキス魔ぁぁぁああああああ!!!!!!!」
「蹴らんでもよいだろうが!イタッ!!!!」
もうすぐ、夏休み。
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