BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 神様、それはあまりにも不公平です。 ( No.65 )
日時: 2012/06/20 13:11
名前: 夜藍 (ID: eVWzcu6j)
プロフ: 一回本編入れとく。

第二十三話。

「暑い、暑い…っ!あついーーーーっ!!!」
「うるせえよ!!」

僕のフィリアーに対しての一喝が部屋に響き渡る。
暑い暑いってお前、クーラーガンガンじゃねえか。これで暑いとかどれだけ地球に厳しい人間なんだよ。

あ、人間じゃねえや、神様だ。

寧ろコイツのせいでオゾン層の破壊が進んでるんじゃないですかね。
神様がこれだったらもうホント世界終わりだよ。いままでどうやって維持できてたんだ。

「つーか黙って課題終わらせろ、課題!」
「とかいう光もさっきから一問も進んでおらんではないか。」
…うるせえな、難しいんだよ。公式とかもうナニソレオイシイノ?状態なんだよっ!

「諦めたらそこで試合終了だぞ!」
「どこのバスケ漫画のセリフひっぱり出してきてんだよ。」
「だがしかし今の流行は黒バスだな!」
「あーはいはいそうですねーっと。」

くだらない会話を紡ぎながら、チラリとカレンダーを見る。
今日は8月15日。
…あ。

「今日夏祭りじゃねえか。」
「祭りがあるのか?面白そうだな。」
「そうだよ。毎年あの広い公園で夜店出してキャッキャウフフとカップルたちが集うんだよ。それか友達同士で青春って感じの青春を謳歌するとこ。」
フィリアーは首を傾げながらニコッと笑う。

「平たく言えば、リア充の祭典ってやつだな!ムカつく!」