BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 神様、それはあまりにも不公平です。 ( No.99 )
日時: 2012/12/15 10:30
名前: 夜藍 (ID: ty0KknfA)
プロフ: 舞台は一回変わって

第三十一話。



「メルレッティが人間界に無事到着したようです。」
メイド服に身を包んだ女がある者に話しかける。
するとその者はくるりと振り返り大声をあげて笑った。
「キャハハハハ!兄ちゃんにメルレッティと来ればあっちは相当楽しいだろうなぁ…!」
「上機嫌でございますね、マスケラ様。」
「そりゃそうよ!楽しい事は大好きだぜ?」

銀髪を翻し、ニヤリと不気味に笑う________マスケラは何かおもちゃを見つけたような明るい声で言い放つ。

「きーめた!俺も残ってる仕事が終わったらあっちに行こう!」
それはまるで、宝石のような碧眼を地上に向けて。
「あっちに行くときのワンピース、用意しといてくれよ?」
「かしこまりました。」

そう言い残し、建物の奥に消えていくのだった。