BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】(≧ω≦) ( No.229 )
日時: 2013/02/13 21:52
名前: 流れ星 (ID: cqAdOZIU)  

「君、何でそんな顔しているの?」

半泣きになりながら歩いていると、サラリーマン?みたいな人に声をかけられた。俺はつい、全てを話してしまった。恋人が男って事は言ってないけど。

「最低な恋人だね。ちょっと付き合ってよ?」

なんて言われた。一瞬グラリと揺らいだ。だが、もしかしたらと思い、断った。そしたら、名刺だけ貰って、解散した。

次の日。

「エェ〜!!生花ちゃん昨日伊月先輩の家に止まったの?」

ちょうど、火神と黒子に話があり一年校舎に来ていた。そこで、聞いてしまった会話。

「そうなの。スッゴく優しくしてくれた。見てみて!」

聞きたくない会話を嫌でも聞かされる。

「きゃーっ!なにこの無数のキスマーク」

とそこに、日向に気づいた黒子達があわてて駆け寄ってきた。

「すみません!あの、多分あれ、その、生花さんが言ってること気にしな「黒子日本語繋がってない」すみません」

いつもは饒舌な黒子も慌てている。火神に至ってはもう、何も言えないらしい。人間観察が趣味である黒子が言葉に詰まると言うことは、そう言うことだろう。

早々に話を切り上げ二年校舎に帰り、伊月のお姉さんに電話をして確認する。伊月家とは仲が良い。

『もしもし……』

いつもはダジャレを言うお姉さんも、今回は無理そうだ。そして、聞く前に言われた。

『ごめんね。順平。俊昨日、女の子連れてきて部屋で……帰ったあと、話を聞いたんだけど黙る一点張りで』

日向はお礼を言い、電話を切った。もう無理だった。心が、ぼろぼろだった。部活が休みで、とうとう日向は、昨日貰った名刺に電話をかけた。



「ごめんね。待った?」

にこやかに笑う顔はイケメンだ。

サラリーマンの名前は、翔らしい。

「いえ。全然………」

「そっか。なら、行こうか。」

最初は適当についていった。着いたところはラブホテル。

「え?」

日向は困惑した。だが、翔は

「大丈夫。順平君の恋人にこれをきっかけに別れ話を持ち出せばいいよ。一回だけだから。」

その誘いに日向は乗ってしまった。何時もなら、乗らない。でも乗ってしまうくらい、今の日向は弱っていた。

「はい」

甘い罠に誘われて、蝶は蜘蛛の巣に絡まった………

続く

昼ドラかっっっ!!!