BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.289 )
日時: 2013/02/20 20:47
名前: 流れ星 (ID: k98DLrCp)  

【月日】

空き教室。二人の影がゆっくりと重なる。時は昼休み。

二人の影はゆっくりと離れていく。

その影同士を一瞬だけ目撃したもうひとつの影。
影はたたた。と走って教室に帰っていった。

**

「なんだよこれ……」

ひゅーひゅーと冷やかしの言葉が日向と伊月に振りかけられる。

黒板に、美術部が書いたであろう日向と伊月のきのうの空き教室での出来事が書いてたったのだ。

「俺見てたし。あ、ちなみに俺、美術部の部長だから。」

いよいよ、ヤバい。今回はリコや小金井、水戸部も口出し出来ない。下手に口出しして更に怪しまれたら、きりが無い。

グッと、日向は唇を噛み決心したように言った。

「あれは、事故だ。普通可笑しいだろ。野郎と野郎が付き合ってるなんて。ホモでもあるまいに。お前らも、馬鹿じゃねぇの?こんなやつに騒ぐとか。そりゃ、美人の女子と俺がしてれば、興味沸くのはわかるけどよ。」

日向は自分の心中と全く真逆の事を告げた。

それが原因で伊月を悩ませている事など分からずに。

「だよなぁ。俺らも冷やかしてすまなかったな。この頃、性欲たまり過ぎてよ!」

「馬鹿か。気持ちワリイ。」

「最低!!美術部部長!!」

その時伊月は下唇をきつく噛み、日向の教室を出て自分の教室に戻った。

「伊月君……」

その、切なそうな顔を見ていたリコが小さく呟いた。

続く

いやぁ。続きますよ!!

なんか意外にシリアス。シリアスじゃなくて甘にしたいのに。