BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.298 )
日時: 2013/02/23 22:50
名前: 流れ星 (ID: J8OhyeKI)  

「ん……」

日向は、目をあける。もう随分眠気は無くなった。

「日向?」

伊月は日向に声をかける。日向はまだ意識が朦朧としているのか、ポツリポツリと本年を吐き出した。

「伊月……別れるのやだ。女子に……なれなくて、ゴメン。……でも今度から女子より、頑張るから、別れないで……」

それを聞いた伊月は優しい優しい、音色で、

「別れないよ」

と言った。
そこで意識がはっきりしたのか今の言葉を全力で拒否する。

「あ、いや忘れてくれ。少し混乱したらしい。すまない。」

それに反して伊月は日向を抱き締める。

「な、んで」

「別れないよ。もう絶対別れない。約束する。」

だが、日向は信じられない様子で反抗する。

「離せッ!!裏切者!女子がいいんだろ。男同士より女がいんだろ!」

「日向、落ち着いて」

「落ち着いてられるか!」

それでも、伊月は日向に声をかけ続ける。

「日向。」

「離せ!」

「順平」

「うるさい。気安く名前呼ぶな!別れようとしたのそっちだろ!」

そして、その次の日向の台詞に伊月は声を荒げた。

「木吉なら……木吉と付き合えば良かった。お前なんかより」

「順平!!!!」

伊月の顔は、今までに無い程怖く恐ろしかった。

「いづッ「ふざけんな!木吉と付き合えば良かったなら付き合えば良いだろ!大体、順平があの日、野郎と野郎の恋なんて可笑しいみたいな事言ったんだろ!だから、嘘ついて身を引いたんだろ。そんな事知らずに勝手な事言うな!!」

ビクっと効果音がついても可笑しくない程に肩が跳ねた。

「ゴメッ。でも俺だってあれ嘘だもん。全く真逆。それに、さっきの木吉のやつも嘘。」

すると、伊月は何時の顔に戻り優しく抱き締める。

「うん。ごめん。じゃあ、別れようって言うのは取消ね。」

そう言って、口付けをすれば嬉しそうに笑う。

「とりあえず、1ヶ月も溜まったまんまだから、今夜はよろしくね?」

END

え?オチ?なにそれ美味しいの?