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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.305 )
- 日時: 2013/02/24 19:22
- 名前: 流れ星 (ID: 0dp9RM0f)
【月日】
「伊月くん!」
「伊月先輩!」
「俊くん」
イライライライラ……
また出たよ。伊月くん軍団。伊月はイケメンだからこうなるのは何時もの事だ。だけど、心無しか今日は多いような気がする。胸にモヤモヤが広がる。無視しよ。無視無視。
「日向、一緒に昼飯食べようぜ。」
伊月が話かけてくる。でも俺だって意地がある。
「………。」
「オーイ。聞いてる?」
無視。無視。
「怒ってる?」
えぇ。それはもうとても怒ってる。だから無視。
スタスタと前を歩く。伊月はオロオロしながら後を追ってくる。
「な、何で!?」
分からないのか。チヤホヤされといて。と考えているうちに、いつもみたいに屋上についた。
そして、モグモグとパンを頬張る。
「ちょっ、日向なんで怒ってんの!?」
分からないのか。分からないなら、考えろ。
「………まさかとは、思うけど女子と話してたから?」
分かってるじゃん。えぇその、まさかですよ。
「嫉妬……」
小さく伊月が呟いた。伊月はもう、なんで俺が怒っているか分かったらしい。頭に来たから、言ってやった。
「だから、なんだよ。」
無視は呆気なく終わった。
「お前も嫉妬深いけど俺も嫉妬深いんだよ。」
半ば投げやりに言うとニヤニヤしている伊月と目が合った。
「ふ〜ん…」
あ、ヤバい。そう思った時には時遅し。
兎は鷲に食べられた。
「伊月……屋上でシたし、女子と話してたから練習五倍な。」
「えっマジで?シたのは日向が煽るのが悪くない?」
「倍にされたいって?」
「何でもございません。」
END
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