BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.426 )
日時: 2013/03/09 20:19
名前: 流れ星 (ID: k98DLrCp)  

【月日】少し危ないかも

「伊月君……」

見たくなかった。女子と伊月が抱き合ってる所なんて………

「日向っ!ごめんって!断ったから。」

「……る」

「は?」

聞こえないなら言ってやる。

「別れる!」

もーやだ。伊月はモテるからしょうがないと思ってたけど、さ。

「な、んで!?ごめんって謝ったじゃん!」

謝ったら、全て言い訳じゃねー。なんて……ただの言い訳に過ぎない。でも止まらない。

「帰る。」

そう言って、一人で帰った。家に帰りついた俺は自分の部屋のベッドに横になっていた。

ピンポーン……

家にインターホンが鳴り響く。

「順平、俊くんよ!部屋に通すわよ。」

返事をする前に、扉が開いた。会いたくないのに……

「何の用?」

「ちょっとね」

**

日向に別れるって言われてつい日向の家に来てしまった。

「何の用?」

「ちょっとね」

そう言って、ベッドに横たわっている日向に跨がる。そして、キス。舌を入れ荒々しく口内を犯す。

「止めろッ……も、別れた…んだから!こい、びと、じゃない」

恋人じゃない。否定的言葉に、吐き気が襲う。本気で好きなのが伝わらないのかな?

「ムカつく」

服を脱がす。嫌々、言っているが止めない。

「やめてほしければ、本当の事言って。本当に別れるの?」

勝算がある賭けだが、少し怖い。でも、日向はちゃんと俺の望む言葉を返してくれた。

「うそだからぁ…妬いただけッ…」

プツリと何かが切れた。

**

「伊月、腰痛い。後、離せ」

終わった後俺は、ずっと日向を抱き締めていた。

「もう冗談でも、別れるとか言わないでね。」

冗談でも、別れると言われて狂いそうだった。あわよくば、女子を殺しそうになった。

「もう言わねぇよ。」

そう小さく呟いた日向を少し力を入れて抱き締めた。

END