BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.532 )
日時: 2013/03/26 21:43
名前: 流れ星 (ID: J8OhyeKI)  

【月日】

「俊さん、はいどうぞ。タオルとドリンクです。」
ナミエは伊月にだけ、タオルとドリンクを渡してすぐに伊月に絡む。

その光景を見ていた日向を除く部員はイラッと来ていた。なんせ、日向達の関係を知っていたのだから。日向が余りにも可哀想なのだ。

日向はちらりと横目で見ると、気にしてない。とでも言う雰囲気で顔を反らした。

そんなとき、不意に日向に声がかかった。

「あ、あの、これから自主練するんですよね?そ、そしたらちゃんと、汗拭きと水分補給しないと駄目ですよ。」

そう言って出されたタオルとドリンク。

「ナオト…。ありがとな。自主練も付き合うのか?」

そう問えば、ニコリと笑って頷いた。

淡々とレギュラー達は自主練をしている。いつもと違うのは、伊月にベッタリのナミエと、日向のフォームを見てアドバイスを出しているナオト位だ。

「日向さん、もう8時ですよ。」

日向の隣にいたナオトは日向に声をかける。それで我に返ったのか、日向は練習をきり帰る仕度をする。伊月も日向が片付けるのに気付いたのか、ドリブル練習をやめ、帰る仕度をする。

ちゃちゃと仕度をすると伊月は日向の元へ駆け寄る。

「日向、かえ「俊さん、帰りましょう?」…え?」

伊月のいいかけた言葉を遮りナミエは言う。

「えっと、俺先約があるから…」

伊月は断るがナミエは不満だったらしく、恐ろしいことを言った。

「じゃぁ、キスして下さい。」

日向は硬直した。伊月は冷静に断る。だが、

「じゃあ私からします」

といい放ち、あろうことか伊月にキスを仕掛けたのだ。

目の前で、恋人と他の人、しかも女子。とキスシーンを見た日向は目に涙を溜めて走り出した。

その後を、反射的に追うナオト。



ここから、二人を繋いでいた糸が絡まり始めた————

続く

えっと、予想より長くなりそうだなぁ。