BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.542 )
- 日時: 2013/03/28 23:46
- 名前: 流れ星 (ID: nH0S84tQ)
【高緑】
変人。キセキの世代。成績が良い。生意気。
緑間真太郎をよく知らない人はそう思っている人が多い。実際は違うのだが。
だが、やはりそう思っている人は居るわけで……
先輩に呼び出された。体育館裏に来い。だそうだ。行きたくは無かったが、人事のためだと思い、足を向けた。
それが行けなかった。
体育館裏に着くや否や、柄の悪い先輩に散々悪口を言われる。
「お前、生意気なんだよ。」
「変なもん持ってるしよ」
カチンと来て少し言い返した。
「こんな事して、何が楽しいのだよ。ゲス先輩…」
先輩達は癪に障ったらしく殴り掛かってきた。急な事でもろに受ける。地面に倒れ込み痛さに耐える。何もリアクションを取らない俺が、イラついたのか指を踏んできた。
「大事な指を使えなくしてやるよ。」
ビリビリと左手に痛みが走る。とうとう声をあげてしまった。
「やめ、指だけは…」
「ははっ、生意気だからそうなるんだよっ……イデデデ」
腹を殴ろうとした先輩が急に悲鳴をあげる。何事かと思い見てみると、高尾がそこにいた。
「もー真ちゃん、探したぜ?」
いつものおちゃらけた口調の高尾だが明らかに怒っていた。
「先輩達も、何してんスか?……まさか真ちゃん殴ったりしてませんよね?」
後半からとても低い声にビビった先輩達は逃げ腰になっている。
「 」
高尾が何か先輩に囁いた瞬間悲鳴を上げて逃げて行った。
呆然としていると、高尾が目線を揃え、心配してくる。
「すまない。」
「いいよ。じゃ、帰ろっか。っと、その前に病院行こうぜ。指、踏まれたろ?」
高尾に起こされ、気恥ずかしさが襲ってくるが、我慢する。
それなのに、クルリと高尾が振り返りバードキスをしてくるから、余計に熱が上がった。
「次、真ちゃんに手出したら殺しますから」
END
ダダダダダダダダダダダダタッッズササー—
グダグタ!!ついでに先輩…真ちゃんに何やっとんじゃぁ!