BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.549 )
日時: 2013/03/29 23:06
名前: 流れ星 (ID: Kw9QCOws)  

【笠黄】少し流血表現有

この頃、笠松先輩の様子が可笑しい。部活では、いつも通りなんだけど、それ以外は俺を避けてる。何故?

「何でっスかね〜森山先輩」

俺は森山先輩に聞いてみた。森山先輩は俺たちの関係を知っているし、笠松先輩とも仲良しだし。女好きなのを差し引けば良い人だ。

森山先輩は、答えはくれない代わりにヒントをくれた。

「ヒントだ。笠松はお前の事を大切に想ってる。その2、笠松は一人で抱え込む奴だ。
その3、お前はモデルだ。
その4、俺は女子は好きだが、見えない所でコソコソする女子は大嫌いだ。以上。じゃあな」

「アリガトウございマス」

よくわからなかったけどまぁ良いや。

翌日

やはり避けられる。三年の教室に行き笠松先輩本人に聞いてみようと試みるが、居なかった。森山先輩に聞けば、

「女子に連れて行かれたぞ」

何て言うから飛び出した。走りながら昨日のヒントを思い出していた。そして女子に連れ去られた笠松先輩。全てが繋がった。

「先輩傷付けてたら許さねぇ」

**

しまった。

「ねぇ、聞いてんの?笠松。」

男子ならともかく、女子だから思うように行かない。

「黄瀬君に引っ付きすぎなのよ。」

「やめないか?」

話を必死に反らそうとしたら逆鱗に触れたらしく、

「話そらしてんじゃねーよ!」

何て言って、カッターで切りつけてきた。間一髪で避けて、腕をかすった程度だが。

「おい!!笠松先輩に何してんだよ。」

急に声が聞こえて見てみると、鬼みたいな形相をした黄瀬が居た。

「オィ。笠松先輩に何した?」

黄瀬が女子に詰め寄ると女子は泣きそうになりながら、吐き出した。

「き、黄瀬君も、鬱陶しく無いの!?」

「笠松先輩に引っ付いてんのは俺だ。お前らに関係ねぇよ。次したら殺すぞ。」

そう言えばごめんなさいと言って走っていく女子。

「スンマセンっス。俺のせいで……」

そう言ってシュンとする黄瀬を抱き締める。

「大丈夫だ。助けに来てくれただけで嬉しいよ。」

アリガトと伝えるとたちまち黄瀬は元気になり向日葵みたいに笑った。

END

最後雑ですが何か?