BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.566 )
日時: 2013/04/03 03:48
名前: 流れ星 (ID: 66F22OvM)
プロフ: http://www.kakiko.info/m/bbs_talk/read.cgi?no=12943

【日月】日向サイド

あいつは、俺がバスケ部に入部した頃くらいから笑わなくなった。

笑うけど、気持ちが籠ってないて言うか、気持ちは籠ってるけど本当の笑顔じゃない。

中学時代は無邪気に、少し幼さを残した本当の笑顔を毎日見てたのに……。

全て俺だ。中学三年の頃俺から告ってOK貰って付き合い始めた。

男同士とかは関係なかった。


高校に入って少しグレた。バスケは嫌いだと言った。だけど伊月は俺を構ってくれた。

そんなとき現れた木吉。

こいつのお陰で、色々と助かった。

だからか分からないが、こいつと居る時間が長くなった。

それが原因なのか定かでは無いが伊月の本当の笑顔が消えていった。でもそれは俺のせいでもある。

2年になって新成誠凛高校バスケ部も出来上がった。

木吉も帰ってきて、ゆっくりだが、確実に強くなっていた。

**

シュ……

スパッ……

ボールがネットをくぐる。練習後の自主練。

「ナイッシュ」

パチパチと拍手付で言われ横を見てみると伊月だった。

そういえば伊月と二人きりになるのは、何ヵ月ぶりだ?

そんなこと思ってると、また、あの笑顔でどうしたの?なんて聞いてきた。

二人きりで話すのは久し振りだから、ちゃんと一回向き合い話し合おう。

そう決意した。

続く