BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.569 )
日時: 2013/04/04 13:27
名前: 流れ星 (ID: 66F22OvM)
プロフ: http://www.kakiko.cc/m/novel1/index.cgi?mode=view&no=31060

【日月】日向サイド

「久し振りだな二人きりになんの」

何気なく言えば少し、本当に少し、伊月が硬直した気がした。
だけど、すぐにあの笑顔に戻って「そうだね」なんて言いやがった。

「……ごめんな」

素直に謝ると、ビックリしたような顔になり、そのあと少し顔を歪めて返答してきた。

「っ……何が?」

やっぱり。俺が原因だ。確信した。

「木吉の事だろ?それにお前を一人にする時間が多くなったし…」

木吉の事を触れてみる。案の定、その事だったらしく黙っていた。

「……」

「ごめんな」

そして、俺は謝った。もう一度謝ろうと思い空気を吸い込んだ時、伊月が口を開いた。

「違うよ。木吉の事じゃない。」

あの笑顔で言われた。でも泣きそうだった。

「違わねーだろ。ごめんな。」

そう言ったら伊月が声を発した。

「じゃあ、ちょっとだけ合ってる。だけど、大丈夫。俺の事なら心配しないで。」

こいつは本当に気持ちを隠すのが上手い。コガ達とは大違いだ。

「でもな…」

俺が続きを言おうとしたら遮られた。

「っ…大丈夫だってば!!心配しないでっていってんだろ!!」

声を荒げた言い方。心までも見透かすような、鋭い睨み。久し振りに見た伊月の怒り。

だけど我に返ったらしくすぐに何時もの笑顔に戻って

「ごめん。だけど本当に大丈夫だから」

違うんだ。俺が見たいのはそんな笑顔じゃないし心の奥底に隠した本音を我慢して嘘を吐いて欲しくないんだ。

だけど、これ以上は問えない。

「ごめん。俺今日戸締まりなんだけど、頼む。帰る」

伊月は鍵を俺に渡して帰っていった。

続く

所々変なとこがある。

気にしないで!

翠>>伊月くん頑張ります(^o^)/多分…

桃華>>じゃあ遠慮無く呼びタメで行くね(^O^)