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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.572 )
- 日時: 2013/04/04 18:36
- 名前: 流れ星 (ID: 0dp9RM0f)
【日月】伊月サイド
『木吉の事だろ……・・・』
図星を付かれた。だから、逃げた。
家に帰ってベッドでずっと考えていた。
何故気付かれたのか。上手く笑えていた筈なのに。つい声を荒げたがあれじゃ肯定しているものだ。ハッ校庭で肯定する…ktキテない……
明日からどうすれば良いだろ。
そう考えているうちに、睡魔が襲ってきた。明日は朝風呂で良いか。と考え睡魔に従い眠りに着いた。
「はよ…」
「おはよう」
朝練に来たら、日向が居た。何となく気まずい。みんなが来るまであと何分だろうか。。。
「昨日の事なんだけどよ…」
不意に昨日の事を触れられ肩が跳ねる。何でそれに触れる?
「あれ、気にしないで。お願いだから、あれに触れないで」
懇願するように言えば渋々うなずいてくれた。
みんなが来るまで終始無言で練習をしていた。
**
放課後の練習。木吉と日向はやっぱりベッタリだ。
そんな感じの日々が数週間したとき、とうとう我慢が出来なくなった。
別れを告げようと思う。
「日向……呼び出してゴメン。あの、さ……」
別れたくないけど、まだ好きだけど、だからこそ辛さが二倍になる。
何時ものように、笑って告げた。
「別れよう…」
「嫌だ」
即座に返事が帰ってきた。だけどこっちだって引けない。引きたくない。
「……お前が本気で別れたいって思ってるなら別れてやる」
「思ってる。別れたい。もう冷めちゃった」
別れたくない。まだ好き。大好き。だけどきっと木吉も日向の事好きなんだよ。
「そうか……分かった。じゃあな……」
そう言って日向は種を返した。
家で思い切り泣いた。
続く
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