BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.575 )
日時: 2013/04/04 21:14
名前: 流れ星 (ID: 66F22OvM)
プロフ: http://www.kakiko.cc/m/novel1/index.cgi?mode=view&no=31060

【日月】伊月サイド

それは俺たちが、1年の頃だった———


木吉が入院して何ヵ月かたったとき、俺も木吉の見舞いに行こうと思って、病院を訪れた。

『木吉鉄平の病室はどこですか?』

『木吉さんですね。病室は——……』

病室を聞いてそこに向かった。日向も来ていることだろう。日向が来てたら久しぶりに一緒に帰ろう。

そう思って、木吉の病室に行った。
ノックをしようと手をあげたとき中から声が聞こえた。

俺は盗み聞きなんて興味ないけど、その日は何となく興味が沸いて盗み聞きをした。

『——…で—…なんだよ』

日向と木吉の何気ない会話だったから、やっぱり入ろうと思った時だった。

『日向は可愛いなぁ……』

『あ゛あ?喧嘩売ってんのか?売ってんだな?よし買ってやる』

『違うぞ!!それに、喧嘩は売れないし買えないぞ?』

『ちげーわダァホ!!』

その後だった。

『日向はホントに可愛いなぞ!キスしても良いか?』

『は?いや無理だし…』

『そうか……伊月が居るもんな!すまん』

『っ……伊月に内緒なら…』

怖くなって、少しだけドアを開けて中を覗いたんだ。

……そしたらしてたんだ。その状況が理解できなくて、音をたてないように閉めて走って家に帰った。

————……

続く