BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.577 )
日時: 2013/04/04 22:11
名前: 流れ星 (ID: 66F22OvM)
プロフ: http://www.kakiko.cc/m/novel1/index.cgi?mode=view&no=31060

【日月】伊月サイド

「よぉ」

「…何で居んの?」

玄関の前には1番会いたくない人が居た。

「帰ってよ。日向」

なんだ?木吉と付き合います的な報告をしに来たのか?

日向を通りすぎ家に入ろうとした。

「っ」

入ろうとしたが後ろから抱き締められ入れなかった。

「ゴメン」

「別れたんだから、こういう事しないで。」

しないで欲しい。せっかくの決意が、無駄になる。

「よりを戻そう」

「嫌だ!!」

ギュウとさらに強く抱き締められ硬直してしまう。

「……好きなんだよ。まだ好きなんだ。あの日から忘れようと思った。だけど無理なんだよ。」

その時、何かが爆発した。

「じゃあ何で……じゃあ何で!去年、木吉の病室でキスしてたんだよ!!このたらし!!プッツン眼鏡!!一生懸命……自分の気持ち隠してたのに…木吉とお似合いだと…思って……おれっ…が、バスケにっ…誘ったときには、乗らなかったく…せに。あいつが言ったときは…」

「ゴメン」

だけどと日向は伝える。

「キスの事は紛れもない事実だ。でもその後断った。告白されて。でも親友でいようぜってなって」

ゴメンな。とずっと言ってくる。俺は泣いていて答えることが出来なかった。

「これからは、ちゃんとお前と帰るし、メールも電話もする。デートもする。寂しい思いはさせない。……俺はお前の笑顔がみたい。あの時の笑顔がみたい。感情を見せて欲しい。本当に好きなんだよ。だから、お前が別れ話を持ってきたとき狂いそうだったんだ。」

それを聞いて、益々涙が出てきた。日向の本気が分かって、もう一回やり直したくて、分かるか分からないか位で頷いた。

「ありがとな」

こうして、俺たちはよりを戻すことになった。

続く

あと一回。