BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.634 )
日時: 2013/04/15 21:56
名前: 流れ星 (ID: J8OhyeKI)  

【日月】モブ視点・伊月が入院設定

突然ですが、僕は日向さんが好きです。
男に恋心を抱くなんて未だに信じられませんが…

だから、分かるんです。

貴方が誰かを見ていることを。

誰だか、あの頃は分からなかったけれど…

「伊月です。半年入院してました。これからまたヨロシク」

伊月さん。

その人が退院してから、日向さんの眼が変わった気がした。

伊月さんを愛しそうに見つめる。

伊月さんも同じだった。

直感で分かった。

この二人は、思いあっているのだと。

それが、確信に変わったのは、伊月さんが帰ってきてから3日たった日だった。

放課後、僕は職員室に鍵を返しに行こうと思い美術室の前を通った。

その時、美術室から聞こえた小さな声。
生徒会の一人として、下校するよう呼び掛けようと、扉に手をかけたときだった。

「んっ…ぅん…」

「伊月、良かった。……愛してる」

「バカ…おれ、も…」

伊月さんと日向さんの声だった。

本当に愛し合っていて入る隙も無い。イコール失恋決定。

僕は、呼び掛けるのを止め、足音をたてないように走った。

美術室から離れた所で大きく息を吐き、もう一度大きく息を吸って、呟いた。

「         」

その瞬間、涙が溢れた。




『神様…あの二人が一生幸せでありますように…』



さよなら。

僕の初恋。

END

こんな感じの、モブ視点が多分続きます。

次予定してるのは、ほぼ↑と同じ設定。

その次は、伊月死ねたで悲恋的な?