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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.636 )
- 日時: 2013/04/16 21:18
- 名前: 流れ星 (ID: 66F22OvM)
【日月】死ネタ モブ視点
これは、私の父から聞いた話だった。
何気なく聞いた、父の初恋の話。今から話します。
★
父の初恋の人は、伊月さんと言うさらさらの、黒髪。黒曜石の様な切れ長な瞳の人らしい。
高校時代、同じ部活に入り共に勝利を飾ったと言う。
だけど、卒業して大学に進学した頃、伊月さんは若くにして、ガンを患ってしまったらしい。
日に日に、弱っていく姿を見てるだけで何もできなかった。と父は語っていた。
その頃父らは、付き合っていてお互いに、愛し合っていたらしい。
伊月さんが、ガンを患ってから、8年が過ぎた日容態が急変したらしい。
父は直ぐに駆けつけ、何度も名を読んだと言う。
だけど父の想いは虚しく、亡くなってしまった。
そこから、母に出会い全てを受け止めてもらっているうちに、結婚し私が生まれたと言うわけだ。
★
ん?伊月さんは男だったのか?思い当たる説がある。
「じゃあ、伊月さんは男なの?」
「あぁ。」
今は父が連れてきてくれた、伊月さんのお墓の前だ。
「ふぅん。じゃぁ、もし今伊月さんが来たら離婚するの?」
父は苦笑してから、言った。
「まぁ、1番は俊だけど、離婚するかしないかなら、しないな。今もあの時と同じくらい幸せだから…」
父は嬉しそうに笑った。
その時、一枚の葉っぱが私達家族を祝福するかのように舞った。
END
父は日向。
結婚してる設定。
あ、この次にまたモブ視点の連載が来るはずです。
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