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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.693 )
- 日時: 2013/05/16 18:55
- 名前: 流れ星 (ID: 66F22OvM)
【日月】
「いっづきく〜ん」
放課後、カントクが俺の元へ来た。
なんか、超恐いんですけど。
「今日って、何月何日何曜日?」
いや、何月何日何曜日?って分かんないのか?
「……5月16に…あ…」
カントクはその様子にニッコリ笑うと正解と答えた。
「日向くんの誕生日だから皆で誕生会をしようと思うの。メインは伊月くん。……と言うわけで、はい」
手渡されたのは、白いベール?と多分、デザイン部から借りてきた真っ白なドレスだった。
「いやいやいやいや、何で?」
「いーから。はい着る。ベールを頭から被る。ピンで留める。……ヨシッできた。」
多分、自己最高早着替え。
「似合うわよ…」
————………
今日は練習が急遽無くなった。
と、思ったらみんなが誕生会をしてくれた。
うん。俺キャプテンやってて良かった。
が、伊月が居ない。
その時カントクがその名を呼んだ。
「伊月く〜んいらっしゃい!」
数秒後、現れたのは……そう。本当に息を飲むような格好をした伊月だった。俗に言う花嫁姿。
「んで、そんな格好を…」
「伊月くんからのプレゼントよ。さっさと結婚しなさい。」
いや、結婚しなさいと言われても…
でも、カントクの目が怖いから、結婚までとは行かないがプロポーズはした。
「伊月…これからも一緒にいよーな。」
そう言って抱き締める。
「当たり前じゃん。…ばか」
伊月も腕を回す。
だが、良い雰囲気になった所でチャチャが入った。
「それまでよ。続きは家で楽しめ。」
「………」
めちゃくちゃハズイ。
だけど、この誕生日は絶対に———……
「改めて…」
『誕生日おめでとう(ございます)』
一生の誕生日になるだろう……
END
文才ちゃんとオチ君が無くなった。
ごめんよ桃華。
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