BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.781 )
日時: 2013/06/02 21:51
名前: 流れ星 (ID: ce3pEUuw)  

【桃→青黒】

「テ〜ツ!!」

「あぁ。そんなとこに居たんですか。」

「テツが分かりにくいだけなのに、俺のせいっぽく言うな!」

「あ、桃井さん。こんにちは」

「スルー!?」

「テツく〜ん!」

今日は、大ちゃんとテツ君のデートの日。
無理やりついてきた。
や、最初はダメだって思ったけど、やっぱり気になるから…大ちゃんが。

テツ君の事、昔大好きだったのに今は大ちゃんだ。何するか分かんなくて、見張ってるうちに好きになった。
でも、大ちゃんはテツ君が居て、私がテツ君の事好きだって勘違いしてる。
虚しいなぁ。

って思ってたら、目の前から二人が消えていた。

あわてて二人が行きそうな場所を分析する。

「…もーどこ行っちゃったの」

昔、私が迷子になって大ちゃんが探してくれたっけ。曖昧。

「……振られてんの確定じゃ、あ…」

発見。

「もー、二人とも置いて行かない…で、よ…」

最後の【でよ】で涙が出てきた。
だって二人がキスしてるもん。
小さい裏路地で。

「ちょっと…何すんですか…」

「あ〜?さつきがいっから、いちゃつけねぇだろ?だから、補給?」

「んですか…それ」

だっ…と、走った。泣きながら。足が少し縺れながら。
携帯を取り出して大ちゃんにメールをする。

【どこいるの!?もー私帰るからね!】

送信したあと、返信が来る。珍しい。

【さつき。答えてやれなくてゴメンナ】

あぁ。分かってたんだ。こんなの…

「完全敗北じゃん…」

あえて、返信はしなかった。
それでも、きっと大ちゃんなら許してくれる。

「テツ君幸せにしなさいよ…ガングロクロスケ」

わざと、強がった。
だからか分からないけど、雨が降った。


それは、代わりに泣いてくれてるようだった。

END

こんなんで良いかなぁ?