BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒子のバスケ BL小説やっちゃいます☆ 【短編集】 ( No.791 )
日時: 2013/06/03 21:35
名前: 流れ星 (ID: k98DLrCp)  

【桃リコ】GLですGL。そんで、桃→青黒の続きです

振られて、雨ん中を傘もささずにベショベショと歩く。
頬を伝うのは、雨か、涙か。

ボーと歩いていたせいか躓いて、転んだ。
最悪だなぁ。

「ちょっと!あんた何してんのよ!!この雨の中バカじゃないの!?」

不意に上から怒鳴り声。ビックリした。

「リコさん…」

私を怒鳴ったのは誠凛の監督。リコさんだった。

「何ボーっとしてるの?早く立ち上がって!ほら、傘貸してあげるから!!」

「…優しいですね」

「はぁ?」

「いえ…何でも」

十分もしないうちに、スポーツジムに来ていた。あ、ここはリコさん宅が経営してる…。

「早く上がって」

「お邪魔します…」

リコさんの部屋に通される。女の子らしいけどシンプルだ。

そしたら、バサッとタオルが降ってきた。洋服と共に。

「着替えて。何でそんな死にそうな顔してるのか分からないけど。風邪引かれると困る」

「はい…」

着替え終わるとココアが出てきた。

「美味しいでしょ?ママは料理得意なの。私は…アレだけど」

「ありがとうございます…」

「ん」

リコさんはカッコいいし可愛い。と思う。カッコいいは前から。可愛いは今。笑顔が可愛い。

「今日は泊まってけば?ソッチの情報聞けるし」

突然の事にビックリしてしまう。と同時に嬉しくてまた泣いた。

「ちょ!?え?」

「う、嬉しいんです…今日ヤな事ばっかりで。それに私、キセキと仲良いから、妬まれたりして泊まりとか初めてなんです…」

「まじ?」

コクりと頷く。その時、フワッと頭に手がのせられた。
なにも聞かれないけど、分かる。

さっきまで大ちゃん達が忘れられなかったのに単純だなぁ。

新しく芽生えた恋心。

END

桃華〜消してほしかったら消すね!