BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.10 )
日時: 2013/05/10 12:38
名前: 千早 (ID: wq/7uECw)

この話だけは教師が主人公です
でも恋人の相手は小学生です
〜とまどう気持ち〜
俺の名前は星河一葵
24歳でこれでも教師だ
子供の時から何でもできてモテた方だと思う
そのせいか何事に対しても熱くなれなくて女とも男とも付き合った事があるが
本気で好きになれなくていつも相手から離れて行くばかりだった
離れて行く相手を冷めた目で見送るばかりだった
そしていつしか熱くなれる相手を探すように誰でも口説くようになった
いつものように口説いてみた
相手は生徒だから熱くなれると思ったがそれは無理で熱くなれなかった
でもそのすぐ後に付き合えって強引にせまってくる生徒にでくわした
いつものように軽くあしらうつもりだった
でもむきになってせまってきてくる相手が可愛らしくて付き合う事にした
ただの遊び心だっと思う
それとも気の迷いだったもしれない
付き合っている相手の名前は水城晶
付き合うにつれてどこか心に引っ掛かる何ともいえぬ感じになるのに気が付いた
その正体を知るために晶の事を調べる事にした
まず学級日誌を調べる事にした
「三年生までは何もわからなかったか、なら次は二年生だな…」
俺はページを二年の二学期のページをめくっているとふとしたページに気が付いた
「えっと…『素直だった晶が誰ともかかわり合わなくなった、まるで殻にこもるように
これも父親が蒸発した事が原因だと思う、晶が立ち直るようにコミニケーションを
試みているが今だ成果はあらわれていない、早く昔の晶に戻る事を願う』か…
なるほどね…だいたい晶の事はわかったけれどもそうするとなぞが残るな
人間不信の晶がなぜ俺と強引に付きあおうとしたか…ますますわからないよ」
色々と調べたけれどもなぞはふかまるばかりでこれ以上は解らないと気が付いて
いつしか調べるのをやめた
それからも晶は強引ともいえるアプローチをしてきてそれが可愛らしくて心がなごんだ
その時は俺にある心が芽生え始めているのに気が付かなかった
「一葵先生、聞きました?隣の県の女子高で教師と生徒の恋愛が発覚したらしいですよ
いや〜〜うらやましいことで、さすがに小学生相手ではその気はおきませんからね
僕も女子高の先生になればよかったと何回も考えた物ですよ」
「すいませんが俺にはよくわからないことで答えにつまります」
「いらね、お節介でしたね、一葵先生はハンサムですから女の子もよりどりみどり
でしょうからわざわざ生徒に手を出す必要はないでしょうね」
「いえ、俺なんかそんなにもてませんよ」
「またまたご冗談を」
それからもたわいのない話をした
でも生徒と教師の恋愛ね…
俺は晶の事を本気で好きなわけではなし
ましては本気で好きになったことがない俺には関係ない話だね
それからしばらくたったある日教頭に生徒指導室に呼ばれた
いざ行ってみると晶と教頭が先に来ていた
「何か御用ですか?」
「…大変のことをしてくれたね」
「言っている意味がわかりません」
「一葵先生はこの生徒と恋仲だそうだね
学校ではその話題でもちきりだよ
今すぐ別れなさい、いいですね」
「…」
「君もわかりましたね」
いきなり教頭の携帯の電話が鳴り
「まったくこんな時に誰だよ?
いいですね、必ず別れるのですよ」
教頭は携帯を手に持ちながら生徒指導室を出て行った
「一葵も俺を残して何処かにいくのか?」
無表情で俺を見つめる晶を見てこれまで感じた事がない心が熱くなる感じに気がついた
「くくく…そうか…」
「一葵?」
俺は晶が好きだったんだ
それにまして逆行がこんなに俺を熱くしてくれるんだから面白い
「晶を残して何処にも行かないよ、だから安心して」
「でも教頭の事は?」
「晶は何も心配することはないんだよ
俺に全てまかせて」
俺は晶の頭を優しく撫でると晶を残して生徒指導室を後にした
それからすぐに教頭室に向かった
ドアを叩くと部屋の中から「入りなさい」て返事が返ってきたのをきいて
「失礼します」ていって部屋に入った
「何か用かね?
先ほどの話は終わったはずだが?」
「失礼ですが晶と別れません」
「な!な!何を言うんだね!一葵先生、自分が何を言っているのかわかってるかね!」
「わかっています、晶は俺に熱い気持ちを蘇らせてくれました
たとえ何があっても晶と一緒いって幸せにするつもりです
それは誰にも邪魔はさせません」
「いい加減にしなさい!」
「ちょっと待ちなさい」
隣の校長室から60歳くらいの男性が入ってきた
「これは理事長、来られていたのですね
すいません、見苦しい所をお見せしました
話しはすぐ終わりますから気にしないでください」
「一葵先生の交際の件は許されてはどうですか?」
「何を言うんですか!?!そういうわけに行くわけありません!」
「基本的に学校は愛をはぶくむ所です、それは無理に引き離すのは教育的に
どうかと思うのですが?」
「だからって例外として許すわけには…」
「では理事長権限で交際を認めなさい」
「ぐっ…わかりました、そのかわりにおおやけにしない事で手を打ちましょう」
「ありがとございます!!」
「ふ〜〜ではさっさと出ていきなさい」
「失礼しました」
俺は教頭室を後にした
「一葵先生」
でもすぐに理事長に呼び止められた
「理事長、先ほどはありがとうござました」
「気にすることはないよ
でもちゃんと人を好きになる事ができるようになったんだね
それを知ることができただけで大きな収穫だからね」
「あの…どこでお会いしましたか?」
「直接にはあった事はないよ、でも先生の親御さんとは知人の中でね
本気で人を好きになれない先生の事を心配していてね
ちゃんと恋人を大切にするんだよ」
それだけ言い残すと去って行った
そのすぐ後晶が曲がり角から歩いてきた
「一葵…」
「全て上手く行った安心して」
「一葵と離れ離れにならなくていいのか?」
「そうだよ」
「本当か…?」
「うん、だから安心して」
「良かった…本当に良かった…」
晶は涙を流して俺に抱き着いてきた
そんな晶が愛しくなって抱きしめ返すと俺は晶のおでこにキスをした
そして俺は心に誓った
俺を熱くさせた恋人の晶を大切にするって
〜終わり〜