BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.21 )
日時: 2013/10/28 20:34
名前: 千早 (ID: k5lEWJEs)

小学生BLシリーズです
登場伽羅は全員小学5年生です
登場伽羅は秋山 圭一と桜庭 優です
圭一の視点から書かれています
〜俺の幼馴染〜
俺には幼馴染がいる
その幼馴染は同じ日に同じ病院で生まれてしかも家が隣同士で本当の兄弟みたいな幼馴染だ
「あっ、圭ちゃん〜〜〜〜〜」
いきなり誰かから後ろから抱き着かれた
「わっ!」
後ろを向くとツインテールのワンピースを着たよく知っていた奴が抱き着いていた
「なんだ、優か、脅かすなよ…」
抱き着いてきたやつの名前は桜庭 優
見た目が女の子みたいで可愛いけれどもれっきとした男だ
そう俺の幼馴染は女装少年だ
「えへへ〜〜〜ごめんね、圭ちゃん、実はクッキー焼いてきたから食べた感想を聞かせてよ」
「またお菓子を作ってきたのかよ…飽きないよな」
「飽きないよ、だってお菓子は食べるのも作るも大好きだもん、それじゃあ、圭ちゃん、あ〜〜ん」
優は袋からクッキーを一つつまんで俺の方に向けた
「やめろ、自分で食べられる…」
「駄目だよ、圭ちゃん、はい、あ〜〜ん」
「ん…」
俺は優の差し出したクッキーを口に入れた
「えへへ〜〜〜美味しい、圭ちゃん?」
「不味くはない…食べれるくらいには」
「それって美味しいて事だよね、そういう事だよね、圭ちゃん」
優は子犬みたいな瞳で見つめてきた
「うっ…好きなように解釈しろ」
「もう圭ちゃんは素直ではないな〜〜でもボクはそんな圭ちゃんが好きだよ」
「恥ずかしい事をさらって言うな」
俺は優のおでこに軽くデコピンをかました
「いった〜〜〜!もう酷いな〜〜…」
優はおでこをさすっていた
「あれ、圭ちゃん、顔にクッキーがついているよ」
「どこだ、取れたか?」
俺は手で顔全体を拭いた
「うんん、少しじっとしていてね、ボクが取ってあげるね」
優は俺の顔に自分の顔を近づけてそのまま俺の唇にキスをした
「うん、取れたよ、圭ちゃん」
「なっなっなっお前何してるんだ!?」
「何って圭ちゃんの口についていたクッキーを取っただけだよ」
「だったらティシュとかで拭けよ!口で取ったらキスになるだろ」
「ボクは圭ちゃんとだったら別にキスしても構わないよ
だってボクは圭ちゃんの事が大好きだから」
「でもそれって友達として好きなんだろ…」
「酷いな…、ボクは圭ちゃんの恋人になりたいくらい好きだよ
昔から圭ちゃんの事が好きだったんだよ」
「でも俺は男だぞ」
「ボクは男が好きじゃなくて圭ちゃんが好きなんだよ
圭ちゃんはボクの事が嫌い?」
「嫌いじゃない…」
「圭ちゃんの口からはっきりと圭ちゃんの気持ちが聞きたいな
ボクの事をどう思っているのかをね」
優は上目使いで見つめた
「言わないと駄目か?」
「うん、言わないとクラスの皆に圭ちゃんに乱暴されたというよ」
「ふ〜〜〜…わかったよ、言えばいいんだろ」
「うん、わかれば良いんだよ」
「俺は…優が好きだ」
小声で答えた
「やっと言ってくれたね、ボクも圭ちゃんの事が好きだよ」
優は俺の頬にキスをしてきた
「えへへ〜〜長年の夢が叶っちゃった、ボク、圭ちゃんの事を幸せにするね」
優の満面の笑みに見とれてしまった
改めて優の事が好きだと実感した瞬間でもあった
〜終わり〜