BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.24 )
- 日時: 2018/07/14 22:20
- 名前: 千早 (ID: Sh.As9LL)
この小説は小学生のBL物です
登場伽羅は白原 充と大嵩 雪火です
大嵩 雪火の視点で書かれています
〜不安の先にある物〜
俺には命よりも大切な恋人がいる、相手の名前は白原 充、幼馴染で親友でツンデレで可愛らしい男の子だ、そう俺は俺と同じ男を好きになったんだ、禁断の恋愛をしているのに後悔はしていないし、むしろ誇りに思っている、でもある事件をきっかけに揺らぐことになる
その日はアイドルの仕事で学校を休んだ、しかも久しぶりのテレビの仕事で疲れてがピ−クに達したので家に帰るのを急いだ、ちょうど駅前を通る時に充を見かけたから後ろから充に抱き着いた
「充〜〜〜!」
「……」
でも充はいつものように驚いて照れることはせずにただ無表情で振り返るだけだった
「充…?どうしたの?」
「雪火、俺達の恋人の関係を終わりにしよう」
「えっ…?冗談きついよ、充」
「冗談じゃない、もううんざりなんだよ,馴れ馴れしい態度も過激のエロ動作も雪火の全てに嫌気がさしたんだよ、もう俺に話しかけるなよ」
「冗談だよね…?」
充はそういうと汚い物を見るような表情で俺を見つめると直ぐに後ろを向くとその場を早歩きで離れ始めた
「ちょっとまて!充!俺の話を聞いてくれ!悪い所は治すから!」
俺の問いかけを無視するように充の姿が見えなくなった
「待ってくれ、充!!」
手を充の方に伸ばそうとして目覚まし時計のアラームに我に返りしばらく辺りを見渡すと自分の部屋だという事に気がついた
「今までの事は夢だったのか?凄くリアルティーのある夢だったな…」
俺はしばらく夢心地のように天井を見つめると二分ぐらいしてベットから出ると洋服に着替えだした
「充は心の底で本当は夢の充と同じことを思ってたのかな?否定はできないよな…」
違うとは頭に思ってるけれども、でも否定はできなくて、充に出会うのが憂鬱だった
俺は教室に入ると後ろから誰かに話しかけられた
「おはよう、雪火」
「あ…ああ、おはよう、充」
俺は戸惑いながらたどたどしく話した
「雪火、どうしたの?なんだか元気がないみたいだけれども…」
充は心配そうに俺の顔を覗き込んだ
「えっ!?ああ、昨日のテレビの収録で疲れただけだよ、収録がハードだったからね」
俺は少し充から視線をそらしながら話した
「雪火は大変だな、なんたって雪火は人気チャイルドアイドルだもんね、俺にできる事はなんかある?俺のできる事だったら何でもするよ」
「へ〜〜充は何でもしてくれるんだ」
俺は意地悪そうに微笑んだ
「うっ…できたらお手柔らかにお願いします…」
充は弱弱しく少し両手をを握り締めて身構えた
「どうしよかな?だったら…あっ…」
俺は充にエロい事をさせようと充にお願いしようとするけれどふと昨日の夢で充に取られた態度を思い出して言葉を詰まらせた
「やっぱりお願いしなくていいよ」
突然充は真剣な表情で俺を見つめてきた
「雪火!」
「な、何かな?」
俺は少し身構えたみたいに充から距離をとった、すると充は俺に近づくとそのまま口にキスをしてきた
「み、充?」
俺は戸惑いながら充を見つめていると怒ったように真剣な表情で話し始めた
「見損なうな!何があったか知らないが、どんな事があっても、たとえどんな事をされても、雪火を嫌いになる事だけは無いからな、もっと…恋人の俺を信用しろよ」
充は照れながら頬をかいた
「充には叶わないな…何でも俺の事をお見通しなんだな」
「当たり前だよ、何だって雪火は小学一年生から付き合いなんだからさ、で俺に何をしてほしいんだ?」
充は優しそうに俺の顔を覗き込んだ
「それじゃあ、俺の事を抱きしめてくれるか?」
「えっ、そんな事でいいの?てっきりもっと凄い事をお願いされると思っていたよ」
充は少し驚いていた
「今はこれで良いよ、駄目…かな?」
「うんん、そんな事ないよ、雪火のお望み通りに…」
充は優しく俺を抱きしめてくれた
充は俺の思っているよりもずっと大人なのかもしれない
今回の出来事で改めて俺は充の事が好きで充に依存していると実感された出来事だった
〜終わり〜