BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 小学生BL物です、新しい小説4月12日投稿 ( No.33 )
- 日時: 2015/05/30 17:25
- 名前: 千早 (ID: W16flDsP)
これは小学生BL小説です
登場伽羅は木ノ瀬 梓と宮地 優です
登場伽羅は全員小学五年生です
この話は木ノ瀬 梓の視点から書かれています
〜僕は女装子に恋してる〜
僕には、人に言えない秘密がある。
それは女装が趣味だって事だ。
初めて女装したのは、近所のお姉さんに無理やり女装をさせられた時だ。
最初は、乗り気ではなかったが自分の女装した姿があまりにも可愛らしかったから女装に嵌ってしまった。
家で女装するのが飽きた僕は、親友の優と遊びに行く時に女装で出かけた。
優は、僕の女装姿を見て驚いたけれどもすぐに僕の女装姿を受け入れてくれた。
それから数日後優が女装を教えてくれていってきたので優と二人で女装をする事になった。
そんなある日、優の家に遊びに行ったけれども優は、出かけていた。
だから僕は、女装姿のまま一人で町に遊びに出かけた。
公園を通りかかると女装姿の優を見かけたから近寄ろうとすると知らない男の子にラブレターを貰っていたので慌てて僕は、木の陰に隠れた。
「優の奴、ラブレターを貰う事があるんだな…。」
優が男の子の告白を受けると考えると胸が締め付けるように痛くなった。
しばらくすると男の子は去って行った。
優は、こちら向くと僕に声をかけてきた。
「梓っち、いつもで隠れてるんすか?もうでてきても構わないすよ。」
「僕のいた事がばれていたんだな…。」
「そんなのすぐ解るっすよ。梓っちの匂いがしたっすから。」
「匂いって、僕は、そんなに臭い匂いをしているのか?」
「臭くないっすよ。その逆でお日様みたいな暖かい良い匂いっすよ。」
「ッ、何を言ってるんだよ…。」
僕は、恥ずかしそうに顔を赤らめて横を向いた。
優は、にこにこしながら僕を見つめた。
「梓っちたら照れて可愛らしいっすね。」
「うぅ…からかうなよ。でもラブレターなんてもらうなんてモテるんだな。」
僕は、嫉妬深く優を見つめた。
「梓っちは、嫉妬してくれるんすね。」
「…嫉妬したら悪いかよ。」
「悪くないっす。むしろ嬉しっすよ。」
「何で優が嬉しいんだよ。」
「解らないっすか?意外と梓っちは、鈍感すね。」
「解るわけないだろ、何だってんだよ!」
「なら理由を教えてあげるすよ。」
優は、にこにこ笑顔で、僕の顔を覗き込むとそのまま僕の口にキスをした。
「な、な、な、いきなり何するんだよ!」
「解らないっすか?これが嬉しい理由っすよ。」
「解らないよ!」
「梓っちは、鈍感すね。僕が梓っちの事が大好きって事を察してほしいっすよ。」
「えっ、優が僕の事を好きって本当なのか…?」
「本当すよ。梓っちは、信じてくれないっすか?」
「だって今までそんな素振りを見せてなかったから…。」
「それならこれで信じてくれるっすか?」
優は、僕の口にキスをしてきた。
「んっ!?だからいきなりキスをするなって!」
「でもこれで信じてくれるすっよね。」
「ッ、うん、優の事を信じるよ…。」
優は、僕の顔をまじかで覗き込んできた。
優にまじかで見つめられて恥かしくて僕は、顔を赤らめながら横を向いた。
「…そう言えば前から聞こうと思ってたんだけれども何で優も女装しようと思ったんだ?」
「何故だと思うっすか?」
「検討はつかないけれども前から女装したかったからとか?」
「違うっすよ。梓っちの女装姿は、可愛らしいすよね。」
「まあ、否定は、しないけれども…。」
「男共の視線を梓っちから反らす為っすよ。僕は、嫉妬深いんすよ。
それにさっき公園で待ち合わせしていた奴も本当は梓っちにラブレターを渡してくれって頼まれたんすよ。もちろん断ったすけれど。」
「そうだったんだな…。」
「でも梓っちは、僕の物っすから浮気は、許さないっすよ。」
「浮気なんかしないよ。」
「梓っち…。」
優は、突然真剣な表情で見つめながら僕の肩を掴んだ。
「優…。」
僕は、目を瞑ると優と僕の口をゆっくりと近づけてキスをした。
優が僕の事を好きでしかもこんなに嫉妬深いなんて思ってもなかった。
でも僕は、意外の一面を知って優の事が前よりも好きになった。
僕は、もっと優の事が知りたくなった。
優とこの先も歩いて行こうと思う。
〜終わり〜