BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.8 )
- 日時: 2013/05/10 12:49
- 名前: 千早 (ID: wq/7uECw)
〜気になるあいつ〜
俺の名前は水城晶
小学5年で恋愛に対して嫌気がさした
昔はそんな事はなかった、そう小学二年までは…
幼いころはおふくろとおやじはラブラブで俺もいつかそんな好きな相手を見つけて
大恋愛をしたいと常々思っていた、でもそんな日々も続かなかった
なぜならおやじは小学二年の時に突然蒸発したからだ
俺は親父が許せなかった、好きだったおふくろを置いて蒸発した親父の事を…
「俺の名前は星河一葵だ
お産の為に休んでいる村崎先生の代わりに5年三組の担任になりました
短い間だと思うがよろしくお願いするよ」
教卓にはいかにもちゃらんぽらんのハンサムの兄さんが立っていた
初めてそいつを見た感想はっきり言って良い印象が感じられなくてしかもその後
雪火にキスなんかしてますます毛嫌いを感じた
ああ言う奴はきっと遊んでいるんだよ、俺の一番嫌いなタイプだ
その日、俺は放課後にだいたいの人が帰ったのを見計らい花壇のお世話をしはじめた
男のくせに花なんかの世話をしてってばかにされるのが嫌で隠れていつも花の
お世話をしていた、俺は花が好きだ、花は俺を裏切らない
それに世話をしたらしたなだけ綺麗な花を咲かせてくれるから
「綺麗だね、花のお世話は晶がしていたんだね」
「一葵!?!なんでこんなところにいるんだ!」
「何でって、学校の見回りだよ、でも先生を呼び捨てとはね…」
「どうせ馬鹿にしているんだろ、男のくせに花壇の世話をしてってさ」
「どうしてだい?こんな素敵な花壇を作る子を馬鹿になんかしないよ」
「こんな事言われたのは初めてだ…」
「どうかしたのかい?」
「何でもねえよ!でいつまでいるのか?」
「晶の花壇世話を手伝うつもりだからまだ帰らないよ」
「は〜〜何言ってるんだ、手伝いはいらねえって!」
「晶が帰らないと帰れないから手伝うよ、それに二人でした方がはかどるしね」
「それなら勝手にすれば」
それから一葵は放課後にいつも俺の花壇の世話を手伝ってきた
うざさ半分俺にはだんだん一葵の事が気になり始める自分に気がつた
でもその感情がなんなのかその時の俺には解らなかった
その日は花壇の世話をするのにまだ時間があったから校内をブラブラしていると
ふと雪火が慌てて教室の方に走って行くのをみてなんとなく教室へ先回りした
教室の中では一葵が充を口説いていた、一葵の行動にある違和感に気が付いた
その時雪火が教室に飛び込んでいって一葵の間にわってはいると一葵は教室から
出てくると俺に気が付いて近寄ってきた
「なんだ、見ていたのか」
「凄い茶番だな、本気で充を口説いていなかっただろ」
「晶には丸わかりだね、昔からね
人を本気で愛せなくて色々と付き合ってみたけれども駄目だったみたいでね」
それを聞いて俺はある事に気が付いた
「そうか…一葵は俺に似ていたんだな…」
だから俺は一葵の事が好きになったんだな…
「似ているって?」
「俺も本気で恋愛できないからよ
だから似ている者同士俺と付き合えよ」
「晶とかい?」
「リハビリの意味を込めてさ」
「聞いてなかったのかい?
俺は本気で好きになったことがなかったていったよね」
「うるさい、さっさと俺と付き合え!」
俺は隙をついて俺の口で一葵の口をふさいだ
「んっ!」
それから一分くらいしてから口をはなした
「晶は強引だね、なら付き合ってあげる」
「ふん、初めからそういえばいいんだよ!」
こうして俺は無理やり一葵と恋人になった
そして俺には野望ができた
一葵を俺の虜をするって
〜終わり〜