BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ☆スマイルプリキュア〜二人の夢〜☆ ( No.13 )
- 日時: 2018/07/12 18:57
- 名前: 千早 (ID: UNmuBzLD)
スマイルプリキュア〜二人の夢〜
これはスマイルプリキュアの星空みゆきとキャンディを中心にした百合小説です
〜第三話〜
〜ポップ〜
(最初は、妖精のポップの視点で書かれています)
拙者は、キャンディから貰った手紙を広げた。
『〜お兄ちゃんへ〜
キャンディに恋人ができたクル。
恋人の相手は、みゆきクル。
みゆきは、色々と教えてくれたクル。
みゆきの事が一番好きクル。
今は、とても幸せクル。
みゆきとならばどんな事も頑張っていけると信じているクル。
キャンディは、またお兄ちゃんとまた会いたいクル。
〜キャンディより〜』
拙者は、キャンディから届いた手紙を折り畳み手紙を洋服の中に直した。
「これは、まずいことになったでござる……」
拙者は、キャンディとみゆき殿の事を考え込むとまずそうに空を見上げた。
〜誓い〜
(ここからは、みゆきの視点です)
私は、自分がキャンディの事を悲しませたのが辛かった。
でもキャンディの本心を聞けて良かったと思う。
「クルクルクル〜〜」
キャンディは、嬉しそうに耳を振ってにこにこしていた。
「キャンディ、なんだか楽しそうだね。
何か良いことでもあったの?」
私は、キャンディが嬉しそうにするのが嬉しくてニコニコしながらキャンディを見つめた。
「お兄ちゃんがこちらの世界に来るクル」
キャンディが嬉しそうに両手を広げながらポップがこの世界に来る事を伝えた。
「えっ、ポップがこの世界に来るの?」
私は、ポップがいきなりこの世界に来るのが驚いてびっくりしてキャンディに聞き返した。
「うん、お兄ちゃんがこの世界に来るクル。
とっても楽しみクル〜〜」
キャンディは、ポップに会うのかかなり楽しみらしくてうろうろと歩き回った。
「それでポップは、いつ来るの予定なの?」
私は、キャンディの歩き回る様子をニコニコしながら見つめた。
「今日でござる」
私の家の庭の方から誰かの声が聞こえてきた。
「えっ?」
私は、庭の方を振り向くと窓の外にポップが立っていた。
「お兄ちゃん!」
キャンディは、窓を開けるとポップに抱き着いた。
「キャンディ、元気にしていたでござるか?
みゆき殿も久しぶりでござる」
ポップは、キャンディの頭を優しく撫でるとキャンディを離して部屋に入ってきた。
「久しぶりだね、ポップ。
でも今日は、どうしたの?」
私は、いきなりポップが来たのが疑問に思い何故ポップが来たのか質問をした。
「今日は、みゆき殿に話があってきたでござる」
ポップは、腕を組んで私を真剣な表情で見つめ私に話があることを伝えた。
「私に話ってなんなの?」
私は、ポップのあまりにも真剣な表情に戸惑いながらポップを見つめた。
「キャンディと付き合っているそうでござるな」
ポップは、怒ったように真剣な表情で私を見つめた。
「うん、キャンディとは、お付き合いをさせてもらっています。
でもキャンディと付き合っているって誰から聞いたの?」
私は、キャンディと付き合っている事を顔を赤らめながら伝えた。
「キャンディからでござる。
みゆき殿には、キャンディと付き合う資格があるか解らぬ。
そこでキャンディにふさわしいか確かめさせてもらうでござる」
ポップは、両腕を組んで私を睨むように見つめた。
「うん、キャンディと付き合う資格があるか確かめてよ。
それで私は、何をしたらいいの?」
私は、小さく頷いてキャンディと付き合う資格があるのか確認してほしい事を伝えた。
「みゆき殿には、拙者と戦ってもらうでござる。
もちろんプリキュアに変身してもらってもかまわないでござるよ」
ポップは、腕を組んで挑発するように私を見つめポップと戦う事を命令した。
「何を言っているクル、お兄ちゃん!?
みゆきを傷つけたら駄目クル!」
キャンディは、慌ててポップに詰め寄り私を傷つけないことをお願いした。
「キャンディは、黙っているでござる!
これは、拙者とみゆき殿の問題でござる!」
ポップがキャンディにキャンディには、関係ない事だと伝えた。
「……うん、解ったよ、ポップ。
これは、キャンディと付き合うのに必要の事なんだよね。
でもプリキュアには、変身しないよ。
私の力だけでポップに認めてもらわないと意味がないからね」
私は、小さく頷いてキャンディに付き合う覚悟をポップに見てほしい事を伝えた。
「そうでござるか……
でも後で泣き言を言っても知らないでござるよ」
ポップは、腕を組んで真剣な表情で私を見つめた。
そして泣き言は、聞かない事を命令した。
「みゆき……」
キャンディは、私が怪我をするのか心配そうに私の洋服を掴んで私を見つめた。
「大丈夫だよ、キャンディ。
必ずポップに私とキャンディの仲を認めてもらうからね」
私は、キャンディを安心させる為にキャンディの頭を優しく撫でた。
「戦いに適した場所に行くでござる。
みゆき殿、着いてくるでござるよ」
ポップは、キャンディと私のやりとりを見届けると戦いにの場所に来る事を命令した。
「うん、解ったよ、ポップ」
私は、小さく頷いて解った事を伝えた。
私とキャンディは、ポップの後を着いて行くと大きな原っぱに出た。
「ここならば誰も来ないから戦いに適した場所でござる。
みゆき殿、戦いの準備は、大丈夫でござるか?」
ポップは、拳を構えて私を睨んだ。
「私は、いつでも大丈夫だよ」
私も拳を構えてポップを睨んだ。
「それでは、みゆき殿、行くでござる!」
ポップは、大きな狸に化けると私の方に向かって飛び掛かってきた。
私は、紙一重でポップの攻撃を避けた
「やるでござるね。
どんどん行くでござるよ!」
ポップは、何回も私に飛び掛かってきた。
私は、その度に紙一重でかわした。
でもポップが8回目に飛び掛かってきた時に私は、足を滑らせて転んだ。
ポップは、チャンスとばかりに私に飛び掛かった。
私は、ポップの巨大な狸に押し潰される感じになった。
「くっ、動けないよ……」
私は、どうにかポップの下から脱げ出そうとした。
「どうしたでござる!
みゆき殿の覚悟とは、こんなものでござるか!!」
ポップは、私の上に乗っかりながら私の覚悟は、こんな物なのかと質問をした。
「これくらいどうってことないよ!」
私は、一生懸命にポップをどかそうとして立ち上がろうとした。
でも私の体が少ししか動かなかった。
「みゆき殿の覚悟は、こんなものでござるか!」
ポップは、なおも私を攻めるように話した。
「く……!?そんなことは、ない!」
私は、ポップにはむかうように立ち上がろうとした。
でも体が少しだけしか動かなかった。
「みゆき殿は、キャンディの事を本当に愛しているのござるか?」
ポップは、私の体を押し潰しながら私にキャンディの気持ちを質問をした。
「そんなの決まっているよ!
私は、キャンディの事を愛しているよ!!」
私は、大声を出してキャンディへの気持ちをポップに伝えた。
「キャンディは、まだ自分の気持ちが解らない子供でござる。
みゆき殿は、キャンディに自分の気持ちを押し付けているだけでござらぬか?」
ポップは、私を睨むように見つめてキャンディは、何も解らない子供な事を伝えた。
「私は、キャンディに自分の気持ちを押し付けているかもしれない……
それでも私は、キャンディの事が好きなの!
世界で一番愛しているの!
私は、キャンディのためならどんなことでもできる!
それにどんなことも我慢できるの!
この気持ちは、嘘じゃない!
心の中から本当の気持ちなんだからね!」
私は、大声でキャンディへの気持ちを叫んだ。
「戯れ言は、そこまでにして態度でしめすでござるよ!」
ポップは、私を睨んで態度てしめす事を伝えた。
「くっ!?
ここで何もできなかったらキャンディと付き合う資格がないよ!
ポップには、負けるわけにいかないんだからね!!」
私は、全身の力を使って立ち上がろとした。
そして立ち上がる一歩手前まできた。
「これで終わりでござる、みゆき殿!」
ポップが天高く飛び上がりそのまま私を押し潰した。
私は、ポップに押し潰された衝撃で意識を失った。
次に気がついた時には、ベットの上だった。
そしてキャンディは、泣きそうな表情で私の顔を見つめていた。
「みゆき、痛いところは、ないクル……?
辛いところは、ないクル……?」
キャンディは、泣きそうな表情で私右手を握りしめた。
「うん、大丈夫だよ、キャンディ。
でも私は、結局何もできなかったんだね……」
私は、キャンディの手を握り返してニッコリと笑った。
でもポップに勝てなかった事を思い出して辛そうに俯いた。
「そんな事は、ないクル。
みゆきはキャンディの為に頑張ってくれた事は、解っているクル。
みゆきの気持ちは、嬉しかったクル」
キャンディは、軽く首を横に振って私の気持ちが嬉しかった事を伝えた。
「ありがとう、キャンディ……
でもキャンディの期待を裏切るような事をしたんだね……
ごめんね、キャンディ……」
私は、辛そうにキャンディを見つめてキャンディの期待を裏切った事を謝った。
「でもみゆきは、凄く頑張ったクル!!
そう言えばお兄ちゃんからみゆき宛てに手紙を預かっているクル」
キャンディは、私の手を握りしめて私が頑張った事を伝えた。
「えっ、ポップから手紙を貰っているの?
ポップからの手紙を見せてくれる?」
私がポップから手紙を貰っていると聞いて内心ポップからの手紙を読むのが恐かった。
恐かった理由は、私を攻める手紙かも知れないと思ったからです。
でも何も出来なかった私は、ポップからの攻める言葉を受けるのは、当たり前だとおもった。
「はい、この手紙がそうクル」
キャンディは、ベッドの横のテーブルの上に置いてある手紙を私に渡した。
私は、ドキドキしながら手紙を広げた。
『〜親愛なるみゆき殿へ〜
みゆき殿、手荒の真似を悪かったでござる。
みゆき殿の気持ちをどうしても確かめなければ駄目だったでござる。
キャンディの事を任せられるかどうかの為でござる。
でもみゆき殿は、合格でござる。
しかとみゆき殿の思いを受け取ったでござる。
どうかキャンディの事よろしくお願いするでござる。
〜みゆき殿の兄のポップより〜』
私は、手紙を封筒に直した。
「もう気が早いよ、ポップ……」
私は、ポップの気持ちが嬉しいのとポップの気持ちが早い事に苦笑いを浮かべた。
「みゆき、どうしたクル?
お兄ちゃんに何か言われたクル?」
キャンディは、心配そうに私の顔を見上げた。
「うんん、なんでもないよ。
それよりキャンディに話があるんだよ」
私は、軽く首を横に振り何でもないことを伝えた。
そしてキャンディに話があることを伝えた。
「みゆき、話って何クル?」
キャンディは、不思議そうに首を傾げて私を見上げた。
「はい、キャンディ、これを貰ってくれる?」
私は、キャンディに小さな箱を渡した。
「みゆき、ありがとうクル〜〜
箱を開けて良いクル?」
キャンディは、私から小さな箱を受け取ると嬉しそうにニッコリと笑った。
「うん、もちろん開けても良いよ」
私は、小さく頷いて箱を開けて良いことを伝えた。
「わ〜〜可愛らしい指輪クル〜〜
この指輪は、どうしたクル?」
キャンディは、箱を開けた。
箱の中には、猫の模様の付いた指輪が入っていた。
キャンディは、嬉しそうに指輪を手に持って見つめた。
「この指輪には、伊美があるんだよ。
ねえ、キャンディ、私と結婚して下さい」
私は、頭を下げてキャンディに結婚して下さいってプロポーズをした。
「みゆき、今の言葉は、本当クル……?」
キャンディは、私のプロポーズに驚いて私を見つめた。
「キャンディは、私と結婚する嫌なの……?」
私は、キャンディにプロポーズを断られると思い不安そうにキャンディを見つめた。
「みゆきと結婚するのは、嫌ではないクル。
キャンディは、みゆきと結婚するクル〜〜」
キャンディは、嬉しそうに私に抱きついた。
「キャンディがプロポーズを受け取ってくれて良かった……
今は、結婚ができないよね。
でもこの戦いが終わったら絶対結婚式をあげようね」
私は、キャンディを抱き締め返して結婚式の約束をした。
「うん、みゆき、約束クル〜〜」
キャンディは、私の結婚式の約束が嬉しくてニッコリと笑った。
そしてキャンディは、私をさらに強く抱き締めた。
私は、ニッコリと笑うキャンディが愛おしくてキャンディを強く抱き締め返した。
いつかキャンディと一緒にあげる結婚式の様子を思い浮かべると体が温かくなった。
〜つづく〜