BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 魔法少女まどか★なのは ( No.18 )
日時: 2013/08/25 20:05
名前: 千早 (ID: v2BiiJyf)

この11話は鹿目まどかの視点から書かれたものです
〜第11話〜
ヴィヴィオちゃん達と出会って三日過ぎても相変わらず私の不安は抑えられなかった
「私このままでいいのかな…
ほむらちゃん達に守られてばかりで…」
私は街角も曲がるほむらちゃんに気がついた
「ほむらちゃん?」
私は追いかけるように街角曲がるとそこにはほむらちゃんの姿がなくてでも突然私の
後から誰かに話しかけられた
「まどか…私になにかようかしら…?」
「ひゃん!ほ、ほむらちゃん?」
「一人で歩いていたら危ないわよ…」
「その…ごめんなさい…」
「…この後予定はあるのかしら…?」
「うんん、ないよ、そのほむらちゃんと一緒にいたいななんて」
「私に…?」
「うん、その迷惑かな…?」
「そんなことないわよ…
なら少し歩くけれどもいいかしら…?」
「うん、大丈夫だよ」
私はほむらちゃんに連れられてマンション街に向かった
ほむらちゃんはなんだか寂しそうに辺りを見渡していた
「ほむらちゃん、ここってなんなの?」
「私が初めて魔女に襲われたところよ…」
「えっ?」
「その時の私は何もできなくて逃げることしかできなかったわ…
その時に私はある人に助けられたのよ…恩人といえる人に…」
私はほむらちゃんが恋する表情で話すのを見て私の胸がずきんと痛んだ
「ほむらちゃんはその子のことが好きだったの?」
「そうね…とても大切な子よ…」
「その…今でも好きなの?」
「ええ…そうよ…」
「今はその子はどうしてるの?」
「死んだわ…だいぶと前に…私は何もしないで見ている事しかできなかったのよ…」
「ほむらちゃん…」
辛そうにするほむらちゃんに少しでもらくになってほしくて私はほむらちゃんを抱きしめた
「まどかは暖かいわね…」
「だからほむらちゃんは魔法少女になったの?」
「そうよ…」
「なら私も魔法少女になった方が良いのかな?」
「魔法少女になったら許さないわよ…」
「ねえ、ほむらちゃん、魔法少女に何かあるの?
お願い、教えて、私ほむらちゃんのいう事なら何でも信じるよ
最近凄く不安なの…何か悪い事がおきそうで…」
「まどか…良いわ…教えてあげえる…私の知っている全てを…
でも今はすぐは駄目よ…この町にいる魔法少女を全員を呼んできてくれるかしら…?
場所は町はずれにある廃墟工場の前に時間は明日の夜の7時よ…
そしたら全て話すわ…」
「約束だよ、ほむらちゃん」
「ええ…時間も遅いから今日は帰りましょう…
夜遅いから家まで送るわ…」
「ありがとう、ほむらちゃん」
「お姫様をエスコ−トするのはナイトの役目だものね…」
ほむらちゃんは私の方に手を差し出した
「そんなお姫様だなんて…」
照れながら私はほむらちゃんの手を握り返すと私の家に向かって歩き出した
家に着く間話しはしないで黙々と歩きとうした
「その…送ってくれてありがとう、ほむらちゃん」
「かまわないわ…では私はもう行くわ…でもその前に…」
ほむらちゃんは私の頬を触った
「あ、あの、ほむらちゃん?」
「好きよ…愛しているわ…まどか…これが私の本心からの気持ちよ…」
ほむらちゃんは私の唇に軽くキスをしてそのまま去って行った
残された私は何が起こったかわからずにしばらくその場にぼ〜としていた
その日、私はほむらちゃんの事が気になり他の事は考えられなかった
〜つづく〜