BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.27 )
- 日時: 2014/08/14 20:37
- 名前: 千早 (ID: ubkaKzUv)
〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この15話は鹿目まどかの視点から書かれたものです
〜第15話〜
ほむらちゃんから衝撃の事実を聞かされて三日がたった
その一軒でさやかちゃんはほむらちゃんの事を拒絶するようになった
さやかちゃんは私にもほむらちゃんの拒絶を強制してきた
私はそれができるわけなくてさやかちゃんと距離を取るようになった
そしてほむらちゃんと話したくてもさやかちゃんが邪魔をしてきてまともに話をする事もできなくなった
そんな日々に嫌気がさした時にマミさんが放課後に私の教室に来た
マミさんが教室の入り口から中を覗き込んできたのでさやかちゃんがマミさんに近づいていった
「あっ、マミさん、どうしたんですか?」
「さやかさんに話があるんだけれども少しいいかしら?」
「えっ、私にですか?」
「ええ、それにまどかさんにも話があるのよ」
「まどかにもですか?わかりました、ちょっと待って下さい」
さやかちゃんは私の方に向いた
「まどか、こっちこっちよ、マミさんが私達に話しがあるってさ」
「マミさんが?何ですか、マミさん?」
私はマミさん達に近づいた
「話がるんだけれども、ここで話せないから場所を移さないかしら?」
「場所をですか?いいですよ、何処に行きますか?」
「そうね…今なら体育館裏は誰も来ないはず…そこでいいかしら?」
「体育館裏ですか?確かにそこなら誰も来ませんよね、そこで良いですよ」
「それではそこで話をしましょう」
私とマミさんとさやかちゃんは体育館裏に移動した
「それで話ってなんでしょうか?」
「実はね、昨日、夜のパトロールではやてさんの家族に会ったのよ」
「はやてちゃんの家族って事はなのはちゃん達と同じ世界の住人て事ですよね?て事は、はやてちゃんも、家族に会えたのですね」
「ええ、そうなのよ、その家族の子がはやてさんの世界と交信できる、特殊の通信機を持っていたのよ、その、通信機で話した相手、クロノさんによるとはやてさん達をこの世界に召喚した方と接触できたみたいなのよ、でその召喚した方がはやてさんを含めてこの街にいる全ての魔法少女達と話がしたいらしくて、明日の夜の六時に町はずれにある大きな屋敷に来てくれというのよ、一緒に来てくれないかしら?」
「もちろんマミさんと一緒に行きます」
「あの…マミさん…」
「どうしたの、まどかさん?やっぱり一緒に行くのは嫌だったかしら?」
「いえ、そうではありません、ただ…魔法少女ではない部外者の私が本当について行っても宜しいのでしょうか?」
「そんな気にする必要はないのよ、まどかさんは私達の仲間じゃない、それでもまどかさんが本当に嫌なら来なくてもいいのよ」
「いえ、嫌ではないです、マミさん、私も連れてってください」
「もちろんよ、まどかさんもついて来てくれてよかったわ、それでほむらさんにはまどかさんから伝えといてくれるかしら?」
「ちょっと待って下さい、なんでほむらまで伝えないといけないんですか!?マミさんはほむらがした事を忘れたんですか!!」
「もちろん忘れてはいないわ、でもこの街全ての魔法少女に話があるのよ、ほむらさんに言わないでいるわけにはいかないわよ、それに私達では杏子さんやヴィヴィオさん達への連絡手段はないのよ、だからほむらさんに頼るしかないのよ、それが凄く嫌でもよ、理解してくれるわよね」
「はい…わかりました、凄く嫌ですが我慢をします」
「ありがとう、さやかさんは物わかりがよくて良かったわ、で、頼まれてくれるかしら、まどかさん?」
「はい、もちろんです、それでほむらちゃんには杏子ちゃんやヴィヴィオちゃん達にも伝言を頼んだらいいんですよね?」
「ええ、それでいいのよ、ではお願いね、まどかさん」
「はい、わかりました」
「まどか、今回は仕方がないがあんまりほむらに近づくなよ」
「なんでさやかちゃんはほむらちゃんをそこまで嫌うの?ほむらちゃんは良い子だよ」
「は〜〜〜〜〜?何処がだよ、私はまどかが心配なんだよ、ほむらに近づくとまどかが泣くことになるぞ」
「そんな事はないよ…私…」
「とにかくほむらに近づくのは許さないかな」
「さやかちゃん…」
「話はそれだけよ、さやかさん、今日のパトロールは夜の7時からでいいかしら?」
「はい、もちろん構わないです」
「では私はもう行くわね」
「はい、さようなら、マミさん」
「ご苦労様です、マミさん」
「はい、まどかさん、さやかさん、さよなら」
マミさんは去っていった
「さ〜〜て、マミさんの約束の時間まで少し時間があるから遊びに行こうぜ」
「ごめんね、この後、用事があるから遊びに行けないよ」
「なんだよ、まどか、私と遊ぶよりも大事な用事か?」
「うん、ごめんね、さやかちゃん、この埋め合わせは必ずするから」
「約束だぞ、まどか」
私はさやかちゃんと別れて走って教室に戻るとほむらちゃんはちょうど教室を出て行こうとしていたので、私は急いで机に置いてある自分の鞄を取るとそのままほむらちゃんの後を走って追いかけた、校門前でほむらちゃんに追いついた
「ほむらちゃん、ちょっと待って」
「まどか…?」
「良かった、追いついて…」
ほむらちゃんは私の方に向くと少し驚いていた
「そんなに息を切らしてどうしたのかしら…?」
「あのね、なのはちゃん達を召喚した張本人が見つかったみたいなの」
「召喚した張本人が…?」
「うん、でその張本人が会いたいらしいから、明日、町はずれにある大きな幽霊屋敷に夜の六時に来てくれって言うの、ほむらちゃんも来てくれないかな?」
「解ったわ、必ず行くわ…」
「それでね、杏子ちゃんにも伝えてほしいんだけれども、お願いして大丈夫かな?」
「それくらいいわよ…それで話はそれだけかしら?」
「う、うん…」
「話がそれだけなら私はもう行くわね…」
私はほむらちゃんとこのまま別れるのが嫌でとっさにほむらちゃんの右手を掴んだ
「ちょっと待って、ほむらちゃん」
「まだ何かしら…?」
「その…もう少しほむらちゃんと話したいな〜〜なんって」
「私と…?」
「駄目…かな?」
私は控えめにほむらちゃんをうるうる眼で上目使いをして見つめた
「っ…!?嫌なわけないでしょう、てっきりまどかは私が話した魔法少女の真実を聞いて戯言を言う嘘つき少女と思って軽蔑して嫌いになったかと思ったわ、最近、私に話しかけられなかったから…」
「そんな!!嫌いになんかならないよ!何回もほむらちゃんに話しかけようとしたけれども、そのつどにさやかちゃんに邪魔をされたから…それをいうならほむらちゃんの方こそ私に話しかけてくれなかったじゃない、この前、告白してくれて、キスもしてくれたのに、それから私に何も言ってくれないし、してもくれなくて、てっきり私の事なんかどうでもよくなったのかと不安でしょうがないんだよ」
私は不安そうにうるうる眼でほむらちゃんを見つめた
「まどか…」
「ほむらちゃんは私の事なんかもうどうでもいいの?」
「ッ!?そんな事あるわけないでしょう…今でもまどかの事は愛してるわ、言葉だけでは不服かしら?」
「そういうわけではないけれども、でも…」
「くすっ、仕方がないわね、まどかは…じゃあ、これで満足かしら?」
ほむらちゃんは私を抱きしめるとそのまま私のおでこにキスをしてくれた
「あっ…」
私はほむらちゃんにおでこにキスをされて顔を赤らめながらキスをされた所の右手で触った
「うん…今はこれで我慢できる」
「まどかは良い子ね…」
ほむらちゃんは私の頭を撫でてくれた
「ほむらちゃん…」
「これから用事があるから、私はもう行くわね…」
「うん、ねえ、ほむらちゃん、またこうして話してくれる?」
「そんなの当り前よ…」
ほむらちゃんは一回薄く微笑むと去っていった
