BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.28 )
- 日時: 2014/08/14 20:49
- 名前: 千早 (ID: ubkaKzUv)
家に帰るとなのはちゃんがリビングのテーブルで算数の教科書を広げて勉強をしていた
「お帰りなさい、まどかさん」
「ただいま、なのはちゃん、勉強していたんだね」
「はい、その…国語の教科書を貸してくれてありがとうございました」
「そんなの良いよ、昔に使っている教科書で悪いんだけれどもね、でも違う世界の教科書で役に立つの?」
「はい、大丈夫です、私の世界で習った事と変わりはないみたいですから」
「それなら良かった…ところでなのはちゃんは、なのはちゃん達を召喚した張本人の話を聞いた?」
「はい、聞きました、明日、町はずれの大きな幽霊屋敷に夜の六時に行ったらいいのですよね?」
「うん、そうみたいだね、でも良かったね、これでなのはちゃんの世界に帰れるかもしれないね」
「はい、でも一か月後に凄く強い魔女が来るのですよね、せめて、その、魔女退治だけは手伝わせてもらいます」
「ありがとう、なのはちゃん、でもごめんね、なのはちゃん達にこの世界の問題に手伝わせてしまって…」
「そんなの気にしないでください、世話になった、まどかさん達の一大事の出来事ですから」
「こんな私が魔法少女になれたら良いのだけれども…」
「まどかさんは魔法少女にならなくていいです、何のためにほむらさんがうちあけたと思うんですか?これもまどかさんの為なんですよ」
「そうだよね…変な事を言ってごめんね、なのはちゃん」
「まったくですよ、まどかさんは、何でも考え込みすぎです、私やはやてちゃん達を頼ってください」
「なのはちゃん…うん、これからも頼らせてもらうね」
「はい」
リビングの扉が開くとお父さんが入ってきた、買い物から帰ってきたらしく手には買い物袋を持っていた
「あっお帰り、お父さん」
「お帰りなさい」
「ただいま、なのはさん、まどかさん、今すぐにご飯を作りますね」
「では私も料理を作るの手伝います」
「なら私も料理作るの手伝うね」
「ではお願いしますね、まどかさん、なのはさん」
「はい、わかりました」
「うん、了解」
それから私達は台所に向かい料理した、ついでに晩御飯は肉じゃがとヒジキの煮物とわかめのお味噌汁とご飯だった、次の日、学校が終わると町はずれの大きな幽霊屋敷に向かうと皆が来ていた
「なんだ、遅いぞ、まどか」
「ごめんね、さやかちゃん、少し道に迷ったから…」
「まったくまどかは本当にどんくさいな」
「うっ、返せる言葉がないよ…
所でなのはちゃん達は道に迷わなかった?」
「はい、迷わなかったです、私とフェイトちゃんとはやてちゃんとヴィータちゃんは魔法で空を飛んで来ましたから」
「そうなんだ、なのはちゃん達の魔法は本当に凄いよね」
私が話し終わると同時に屋敷の中から金髪でロングの中学一年生位の女の子が出て来た
「皆さん、お待ちしていました、積もる話もありますから屋敷の中に入ってください」
「おい、ちょっと待てよ、その前に確認するがヴィヴィオ達を召喚したのはあんたで間違いないんだよな?」
「いえ、召喚したのは私ではありません、その張本人は屋敷な中で待っています、とにかくついて来てください、話は屋敷の中で張本人がお話しします」
私達は女の子の後をついて屋敷の中に入った、屋敷の中は幽霊屋敷の外見と正反対にわりと綺麗だった、しばらく歩くと大きな扉があって中に入ると二十畳くらいの広い部屋の中に長くて大きなテーブルの周りに椅子が置いてあった、テーブルの前には金髪のツインテールで黒のゴスロリを着た小学生くらいの女の子が立っていた
「連れて来たよ、苺ちゃん」
「うん、ありがとう、ひなたちゃん」
「どういたしまして、私にはこれくらいしか手伝う事が出来ないから…それに私にできる事はこれで最後だから」
「ごめんね、こんな事になって…」
「いいんだよ、だって二人で話し合って決めた事じゃない」
「ひなたちゃん、本当にごめんなさい…」
苺ちゃんと呼ばれた女の子はふかふかと頭を下げるとすぐに私達を見渡した
「ようこそいらっしゃいました、ボクの名前は姫川 苺、皆さんと同じこの世界の魔法少女です」
「てことはお前が今回の黒幕なんだよな、なんでなのは達をこの世界に召喚したんだよ、なのは達はこの世界と関係ないじゃないか!」
「お怒りはごもっともです、でもどうしてもこの世界以外の力で私達の呪われた運命を打ち砕いてほしかったから…それにこれから戦う、あのワルプルギスの夜と戦う力も欲しかったからです」
「ワルプルギスの夜は本当にこの街に来るんだよな、なぜ断言できるだ?」
「それはこの子、ひなたちゃんの予知の魔法でわかったからです、ワルプルギスの夜がこの街を襲うビジョンを見ましたから」
「予知の魔法ね…で魔法少女の呪われた運命ってどういう事だ?」
「それは気づいているんではないですか?」
「…どういうことだ?」
「魔法少女の成れの果ての事です」
「…なんだ、お前もほむらと同じ戯言をいうのか?証拠なんかないだろ」
ツインテールの女の子がさやかちゃんの間にひなたちゃんと呼ばれた女の子が間に立つと話し出した
「…ではお見せします、その証拠を」
「ほ〜〜それはどうやってだ?」
「……」
「ひなたちゃん…やっぱり他の方法があるよ」
「それは無理だよ、このまま行ったら百パーセント破滅の未来が待ってるよ、それに苺ちゃんを死なせたくないから、私は先に行ってるね」
「で、でも…」
「それにもう遅いよ、時間切れみたい」
「ッ!?」
ひなたちゃんのソウルジェムを前に出すとソウルジェムは濁りきっていた
「嘘…ソウルジェムが濁りきっている!?」
ソウルジェムが割れると黒色の大量の呪いがわきでると周りが絵本の西洋みたいな風景に変わり呪いが集まり大きな振り子を持った右手と左手に持っていて手が六本ある顔がピカソみたいになっていて足が二本ある全長十メートルの魔女になった
そうソウルジェムが魔女になった瞬間だった
〜つづく〜