BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.31 )
- 日時: 2014/10/13 17:56
- 名前: 千早 (ID: /fPzXfuw)
私達は魔女がいた方に向くと煙がはれると魔女のいた場所にグリフシードが三個落ちていたのが見えたら魔女の結界が崩れて元の部屋に戻った
「終わったみたいね…」
「危ない!!」
「へっ?」
突然、アインハルトが杏子を押し倒した、杏子のいた場所の後ろの壁が銃弾の穴が開いていた、突然、私は大きな布で絡まれて動けなくなった
「マミ、あなたって人は…!!」
「だって仕方がないじょない…魔法少女が魔女になるなら、魔女になる前に滅するしかないもの…」
「くっ…!?」
マミは動けなくなった私に向かって拳銃を向けて近づいてきた
「絶望することないんやで、マミちゃん」
はやてがマミの後ろから抱きしめた、すると私を縛っていた布が消えた
「はやてさん…でも魔女は魔法少女の成れの果てなのよ、私達、魔法少女はどうほう殺しの人殺しだったのよ…」
「ねえ、聞いて、マミちゃん、私な、友達のお父さんを殺してしまった事があるんや」
「えっ?」
「それにたくさんの人を不幸にして、沢山の人を殺してしまった事があるんや、それで人々から人殺しの八神一家と呼ばれてるんやで、それなのに無神経のうのうと生きてるやで、マミちゃんが人殺しで生きてたら駄目なら、私も生きてたら行けない事になるんやで」
「そ、そんなの事ないわ、はやてさんが生きてはいけない事なんかないわよ!!」
「それはマミちゃんにも言える事やで」
「で、でも…それとこれは違う事よ」
「一緒の事や、それにマミちゃんが死んだり不幸になったら悲しむ人がいるんやで、もちろん、私もよ、だから絶望する事は無いんやで、マミちゃんには私もまどかちゃんもそれに沢山の友達がいるんやから」
「はやてさん…ッ、うぅ…」
「よしよし…」
マミははやての方に向くとはやてを抱きしめると声を出して泣いた、はやては子供をあやすみたいにマミを抱きしめながらマミの頭を優しく撫でた、しばらくするとマミははやてから離れた
「もう大丈夫、マミちゃん?」
「え、ええ…みっもない所を見せたわね」
マミははやてに向かって恥ずかしそうにはにかんで見せた
「それに…ほむらさんにも酷い事をしたわね、ほむらさんは私の本質に気づいてたのね、ごめんなさい、その…どんなに謝っても許されることではないけれども、ちゃんと謝りたいの」
「今更なんて調子がいいのね…」
「ごめんなさい…」
「…嘘よ、文句を言われるのは慣れてるから気にする事はないのわ、それにこちらこそ謝らないといけないわね…マミが素直に謝ると思ってなかったもの、今まで悪かったわね」
「ありがとう、ほむらさん、それなら仲直りの、握手をしてくれないかしら?」
マミは私の方に向かって右手を差し出してきた
「え、ええ…」
私は少し顔を赤らめながら控えめねマミと握手をかわした
「良かった、マミさんとほむらちゃんは仲直りしたんだね」
まどかは私の近くに近づいてきた
「まどか…」
「まどかさんには心配かけたわね、でもまどかさんが言った通りに、ほむらさんは良い子ね」
「はい、ほむらちゃんは、良い子で可愛くて綺麗で素敵なんです!」
「くすっ、私はそこまで言ってないわよ、でもまどかさんがほむらさんを褒める気持ちはわかるわ」
「マ、マミさん、ほむらちゃんを取らないでくださいよ」
「さあ〜〜どうでしょうかしらね」
マミは悪戯っぽく微笑むのを見てまどかは慌てた
「ま、待って下さい、マミさんがほむらちゃんを好きになったら私勝ち目がありませんよ」
まどかはとうとう涙目になった
「くすっ、冗談よ、ほむらさんを取ったりしないわ、それにほむらさんはまどかさんにぞっこんみたいだもの、今更、ほむらさんとまどかさんの中に入れる人なんかいないわよ」
「もうマミさん、脅かさないでくださいよ…」
まどかは安堵の笑みを浮かべた
「ごめんなさいね」
ふとまどかがさやかの方に向くとまどかは暗い顔になった
「あっ、さやかちゃん…」
まどかはさやかに近づこうとしたけれどもそれをマミが止めた
「マミさん?」
「今はさやかさんに何を言っても無駄よ、私がそうだったから…でも私は幸せね、はやてさんが居たから絶望せずにすんだもの…」
「で、でも、ほっとけないです!」
まどかはさやかの方に走って近づいた
(ここからまどかの視点です)
私はさやかちゃんに走って近づくとそのまま声をかけた
「さ、さやかちゃん、あのね、その…」
「まどかが、気にする事ないよ、ごめん、私は、もう帰るから…」
「ま、待って、さやかちゃん」
さやかちゃんは力弱く微笑むと私が呼び止めるのも聞かずにそのまま去って行った、私はしぶしぶほむらちゃんの方に戻った
「マミさんの言う通り駄目でした、私、さやかちゃんの友達なのに、情けないです…私って本当に駄目ですよね」
私は困ったように弱弱しく微笑むと、ほむらちゃんは私を優しく抱きしめてくれた
「ほ、ほむらちゃん…?」
「そんな事ないわ…まどかは、駄目駄目ではないわよ、私はいつもまどかの存在に助けられているのよ…だから自分の事をそんなにさげすまさないで、まどかは私の自慢の友達なのよ」
「ほむらちゃん、ありがとう…」
私はほむらちゃんの背中に手を回してほむらちゃんを抱きしめた
「でも、私が友達なんて、まどかにとって迷惑だったかしら…?」
「そんな事ないよ!ほむらちゃんは私の最高の友達だよ!!」
「ありがとう…まどか、でも少し違うわね、だってまどかは私の…」
「えっ、ほむらちゃん…?」
ほむらちゃんは私の耳元に口を近づけると、私にしか聞こえない声で
「恋人だものね…」
囁くと色っぽく微笑んだ
「ほ、ほむらちゃん…」
私は恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いた
「うふふ、まどかさんとほむらさんは本当に仲が良いのね、まるで恋人みたいよ」
「そ、そんな…恋人みたいだなんて」
「あれ、まどかさんとほむらさんて付き合っているんじゃないのですか?」
なのはちゃんが少し驚いていた
「な、なのはちゃん、それはその…」
「くすっ、ノーコメントよ、なのはの想像に任せるわ…」
「あ、あの、それってつまり…まどかさんとほむらさんはそういう関係って事ですか?」
「な、何いってるの、ヴィヴィオちゃん!?」
「ヴィヴィオさん、確認するのは、マナー違反です…」
「あっ、それもそうですよね、ごめんなさい、まどかさん」
「お願い、わかりきったかのように、謝らないでよ、ヴィヴィオちゃん!」
「まどか、落ち着いて…今はそれよりもやる事があるはずよ…」
ほむらちゃんが向いた方を見ると苺ちゃんがひなたちゃんを膝枕をしていた
「あっ…そうだよね…」
私達は苺ちゃんの方に近づいた
「あ、あの…苺ちゃん、その…」
「ボクの事は、気にする必要はありません、こうなる事は二人で話し合って決めた事ですから…」
「苺さん、だったわよね、一つ質問していいかしら?なぜ、こんな自殺みたいな真似をしたのかしら?いくらなんでもこれはやりすぎですよ」
「それは破滅の未来を向かえない為です」
「それはどういう事かしら?」
苺ちゃんはひなたちゃんの頭を撫でてからマミさんの方に向いた
「ひなたちゃんの魔法で二か月から先の未来まで予知ができるんです、その予知ではさやかさんがほむらさんの忠告も聞かずにソウルジェムを濁らせて魔女になり、それを見た、マミさんが杏子さんのソウルジェムを破壊して、ほむらさんのソウルジェムをも破壊しようとしたのを止めるためにフェイトちゃんがマミさんのソウルジェムを破壊、残りの戦力でワルプルギスの夜を向かえ打つけれども、戦力不足の為に、ワルプルギスの夜との戦いは悲惨の物だったらしいです、ひなたちゃんはその戦いで死ぬはずでしたから、戦いの結末の未来はしかまでしか解らないそうです、ですからどうしてもさやかさんには魔女になってもらっては、駄目なんです」
「でも他に方法はあったはずよ」
「…それをマミさんが言うのですか?ほむらさんの言葉を全く信用しなかった、あなたに」
「ッ!?」
苺ちゃんはマミさんを敵を見るみたいに睨んできた、マミさんは黙り込んで視線をそらした
「ですからお願いします、どうか、さやかさんを魔女にさせないで下さい」
「そんなの当然だよ、絶対、さやかちゃんを魔女になんかにさせないよ!」
「ありがとうございます…すいません、今からひなたちゃんとお別れをしたいから、この話はここまでにしてもらっていいですか?」
「あっ…その…私達もひなたちゃんのお別れをしていい?ひなたちゃんには私達にお別れをされるのは嫌かもしれないですけれども…」
「そんな事ありません、まどかさん達もひなたちゃんのお別れるに立ち会ってください、ひなたちゃんも喜ぶと思いますから…」
「ありがとう、苺ちゃん」
それから私達はひなたちゃんとお別れをした、お別れをしている間も終わってからも苺ちゃんは泣かなかった、私は苺ちゃんのその姿を見て無理をしてるみたいで心が辛くなった
この時の私は、この先に待ち受けている絶望の未来に、不安で仕方がなかった…
〜つづく〜