BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 魔法少女まどか☆なのは ( No.33 )
- 日時: 2014/12/21 18:56
- 名前: 千早 (ID: TsdJlnVC)
〜魔法少女まどか☆なのは〜
これはまどかマギカとリリカルなのはのクロスオーバー作品です
この18話は巴マミの視点で書かれています
〜第18話〜
私は恋をしないと思っていた、あの子に出会うまでは…その子は小学生で、しかも私と同じ女の子でしかも女の子の胸を揉む変態さんでもあるけれども、皆の事を良く見ていて他人の事を一番に思っていて母性が強い女の子だ、そんな女の子に私は恋してる、いつからは解らないけれども、恋心に気づいたのは、絶望のどん底にいた時に私を優しく包んでくれた時だ、『八神はやてさん』それが私にとって特別な存在の女の子の名前だ
絶望してから数日がたった、私の未来に不安が無くなったと言ったら嘘になるけれども、でもはやてさんがそばにいる時は、不安が嘘のように消えていた
私は目覚ましのアラームで目が覚めると洋服に着替えてリビングに向かった
「あっ、おはよう、マミちゃん」
「おはよう、はやてさん、あら、ヴィータさんはまだ眠ってるのかしら?」
「ちゃうって、クロノ君の使いで、苺ちゃんと今後の相談をしに行ったみたいなんや」
「そうなのね…天気もいい事だし、ヴィータさんとはやてさんと三人でピクニックに行こうと思ってたのに残念ね…ヴィータさんに気が引けるけれども、私とはやてさんの二人でピクニックに行かないかしら?」
「嬉しいな、マミちゃんからデートの誘いなんて」
「デ、デート!?」
「なんや、デートやないの?残念やな…」
はやてさんは悪戯っぽく微笑んだ
「もうはやてさんたら、からかわないでくれるかしら?勘違いしちゃうわ…」
私は顔を赤らめてはやてさんから視線をそらした
「からかってへんで、でも今いくら言っても信じてくれへんやろうな…」
はやてさんは少しため息を吐くとすぐにいつも通りににこにこ笑顔に戻った
「はやてさん…?」
「そやな、でもピクニックに行くんやったら、弁当を作らんとな、マミちゃん、弁当作り手伝ってくれへんか?」
「ええ、もちろん手伝わせてもらうわね」
「ありがとうな、マミちゃん」
私はこの後はやてさんの弁当作りを手伝った、はやてさんと一緒に弁当を作っていて改めてはやてさんの料理センスの高さに驚かされた、はやてさんは、料理だけではなくて、家事全般を完璧にこなすもの、本当にはやてさんは完璧超人なのよね、私と大違いだわ、私は心の中でため息を吐いた、しばらくすると弁当を作り終えた
「よし、完成っと、ありがとうな、マミちゃんが手伝ってくれたおかげで早く弁当が完成したで」
「あら、私もはやてさんとの弁当作り楽しかったもの、お互い様よ」
「それなら良かったで、所でピクニックの場所って何処なん?」
「隣町まで行くことになるのだけれども、たくさん綺麗な花がある植物園があるのよ、そこに行こうと思うのよ、きっとはやてさんも気にいるはずよ」
「それは楽しみや」
私ははやてさんを連れて隣町の植物園に向かった
「ん〜〜〜〜、空気が美味しい、それに珍しい植物も沢山あるみたいやし、こんな素敵な所があったんやな」
はやてさんは植物園の中を歩きながら空気を飲み込むみたいに背伸びをした
「良い所でしょう、私のお気に入りの所なのよ」
「マミちゃんが気に入るのも解るで」
私達はしばらく歩くと花畑に出た
「わ〜〜〜綺麗なコスモスの花畑やな」
「本当ね…ではここでお昼の弁当と行こうかしら?」
「それはいい考えや、ではここでお昼ご飯と行こう」
私とはやてさんでござを引くと弁当を広げた
「ではいただきます」
「どうぞ沢山食べてな」
私は取り皿におかずを数個のせると最初に唐揚げを箸で掴むとそのまま口に入れた
「凄く美味しいわ、はやてさんは料理を作る天才ね」
「そんなの良いすぎや、でもありがとう、マミちゃん」
はやてさんは照れ笑いをしながら取り皿におかずを数個のせた
「ねえ、マミちゃん、あ〜〜〜〜ん」
はやてさんは嬉しそうに微笑みながら箸でタコさんウインナーを掴むと私の方におかずを向けた
「えっ!?い、いいわよ、自分で食べれるわ」
「ほら、遠慮しないで、マミちゃん、口をあけて」
「本当に遠慮してないわよ」
「ほら、あ〜〜〜〜ん」
「その…」
「あ〜〜〜〜〜ん」
「えっと…」
「あ〜〜〜〜〜〜ん」
「……」
「あ〜〜〜〜〜〜〜ん」
「あ、あ〜〜〜〜〜〜〜ん…」
私ははやてさんに根負けして、はやてさんに食べさせてもらった
「美味しい?」
はやてさんは私の顔を覗き込んできた
「え、ええ…美味しいわ」
私は顔を赤らめながらはやてさんから視線を逸らした
「それなら良かったで、ねえ、マミちゃん」
「どうしたのかしら?」
「はい、あ〜〜〜〜ん」
はやてさんは今度はプチトマトを箸で掴むと私の方に向けた
「えっ、あ、あの…はやてさん…?」
「あ〜〜〜〜〜ん」
「あ、あ〜〜〜〜ん…」
私は顔を赤らめながら口を開けるとはやてさんは私の口の中に入れた、私はそれを口を動かして食べるとはやてさんは嬉しそうに見つめた、それからも私ははやてさんに食べさせてもらって結局お腹が一杯になるまで続いた、はやてさんは私がもう食べれないのを確認するとはやてさんも弁当のおかずを食べだした、しばらくするとはやてさんは満足げに取り皿とお箸をござの上に置いた
「ふ〜〜〜もうお腹一杯や」
「でもはやてさんって本当に強引よね…」
「えっ、どうしたん?」
「うんん、何でもないわ」
「そう?」
はやてさんは不思議そうに首をかしげると突然、真面目な顔になって、私を見つめた
「…ねえ、マミちゃん、私の昔話を聞いてくれへん?」
「昔話…?」
「そうや、私の犯した罪の話や」
「あっ…私が聞いて良いの?」
「うん、マミちゃんに聞いてほしいんや」
「なら聞かせてくれるかしら?」
「ありがとう、マミちゃん」
はやてさんは空を見つめた
「何から離したらいいかな…ならまずはヴィータ達の出会いから話すで、夜に横段歩道を渡ってると居眠り運転のトラックが突っ込んできたんよ、轢かれると思って目を瞑るといつまでも体に痛みを感じられなくて、目を開けると私の体は宙に浮いていて下を見るとさっき突っ込んできたトラックが信号にぶつかっていたんや、私は戸惑いながら周りを見渡すと一冊の魔導書…いや、闇の書が私の前に現れて、闇の書を手に取ると闇の書が光輝き光の中から四人の騎士が現れたんや、それがヴィータ、シグナム、シャルマ、ゼフィーラの四人だったんよ」
「それじゃあ、ヴィータさん達ははやてさんの命の恩人なのね」
「そういう事になるで、ヴィータ達は、親がいない私にできた初めての家族なんや」
「はやてさんにとってヴィータさん達は特別な存在なのね…」
「そういう事になるかな」
そう…はやてさんはいつか自分の世界に帰らないと行けないのよね、だって元に居た世界にはやてさんの大切な人達が待っているもの…いつかはやてさんが帰らないといけない事実を再確認させられて胸が締め付けるような痛みを感じた
「マミちゃん、どうかしたん?」
「えっ、何がかしら?」
「何だか、マミちゃん、辛そうやから」
「本当に何でもないわ」
「マミちゃんが何でもないんやったら別に良いけれども、マミちゃんは、辛い事があってもすぐに胸の中に終いこんでしまうんやから、マミちゃん、無理をしたらあかんよ」
「ありがとう、はやてさん、本当に大丈夫よ」
私は無理に笑って見せた
「……ねえ、マミちゃん、元気が出るおまじないをしたる、少しじっとしといて」
「えっ…おまじないて何かしら?」
「マミちゃんにとって良い事や」
はやてさんはにっこり微笑みと私の口にキスをした
「は、はやてさん、今何を!?」
「おまじないや、元気が出たやろう」
「確かに元気は出たわ、でもいきなりすぎるわよ…」
「ごめんな、マミちゃん」
はやてさんは楽しそうにくすくすと笑った
「もうはやてさんにはかなわないわね…」
はやてさんは足を少し動かした