BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 作品集、きんいろモザイク、あります ( No.100 )
日時: 2014/02/08 12:50
名前: 千早 (ID: Z0yvExs9)

これはそれゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコの百合小説です
登場伽羅は松明屋紅葉(かがりや もみじ)とメオ・ニスのエリュトロンです
〜バレンタインとキスとエリュトロン〜
うちは初めは宇宙戦艦に乗って戦うのは嫌だった
でもエリュトロンちゃんに出会ってひたむきな姿勢を見ているとこれではいけないと思ってこの子に負けたくないって思って宇宙戦艦に乗る事に心に決めた
うちにとってエリュトロンちゃんは恩人で特別な女の子だ
で今日はバレンタインて事でクラスは浮きだっていたりする
うちはというと一応エリュトロンちゃん用のバレンタインのチョコを持ってきたけれども未来にいるエリュトロンちゃんに渡せるはずなくて無駄に終わりそうだ
「ふ〜〜もう放課後や、さすがに今日は会えるはずないわな」
ふと校門に、目を向けると気弱そうにきょろきょろしている、よく知った女の子に気がついた。
うちは女の子に近づき後ろから話しかけた
「エリュトロンちゃん、どないしたん?
こんなところでうろうろして、今日はエリュトロンちゃん一人なん?」
「ッ!紅葉さん!!会えて良かったです…」
エリュトロンちゃんは泣きながらうちに抱きついてきた
「わっ!エリュトロンちゃん…そんなに泣かんといて」
うちはエリュルトロンちゃんを抱きしめ返すとエリュルトロンちゃんの頭を撫でた
しばらくするとエリュトロンちゃんが自分の涙を拭いて照れながら笑顔を見せてくれた
「すいません、もう大丈夫です」
「それなら良かったわ、でもどうして現代の日本におるん?」
「その…今日はこの時代の日本には好きな人にチョコレートを贈る風習があるそうですので、ローソンさんに無理言ってこの時代にこさせてもらいました」
「そうやったんやな…でもローソンはんから何も聞かされてへんで…
さてはローソンはんのサプライズのつもりかいな」
「あの…迷惑でしたか?」
エリュトロンちゃんは不安そうにうちを見つめた
「そんなわけあらへんて、うちもエリュトロンちゃんに会いたいって思っていたしな」
「良かったです…あの…ローソンさんからの伝言があります、上手くやれとのことです」
「もうローソンはんたら何言ってや!」
「その…それからもう一つ言っていました」
「は〜〜まだなんか言ってたんやな、今度はなんやの?」
「紅葉君は学生なんだからせつどは守るように、くれぐれもA以上の事はしないようにとの事です」
「なっ!あの人は純真無垢のエリュトロンちゃんに何吹き込んでいるや!」
「あの、紅葉さん…A以上ってどういう意味でしょうか?」
「えっ!?いや〜〜〜うちにもわからへんな、あはは…」
「紅葉さんでも解らない事ってあるのですね」
「そりゃ〜〜あるで」
「そうなのですね
それでその話が変わりますが…その…紅葉さん、良かったら受け取ってくれませんでしょうか?」
エリュトロンちゃんは鞄からチョコレートを出すと恐る恐るうちに向かって差し出してきた
「うちにか?ありがとう、エリュトロンちゃん、めっちゃ嬉しいわ」
うちはエリュトロンちゃんからチョコレートの入った袋を受け取るとにっこりと笑うとエリュトロンちゃんの頭を撫でた
「いえ…迷惑ではなくて良かったです」
エリュトロンちゃんは恥ずかしそうに俯いた
「実はうちもエリュトロンちゃんに渡したい物があったんや
良かったら受け取ってくれへん?」
うちはエリュトロンちゃんにチョコレートが入った箱を渡した
「えっ…私にですか?」
「そやで、でもチョコレートが無駄にならなくて良かったで」
エリュトロンちゃんはチョコレートを握り締めると嬉しそうに微笑んだ
「嬉しいです…紅葉さんからチョコレートが貰えるなんて…くしゅ…」
エリュトロンちゃんは小さくクシャミをした
「まだ二月やから肌寒いな」
うちはエリュトロンちゃんの首に自分の首にまいていたマフラをまいたマフラを巻きつけた
「紅葉さん…?」
「これで少しは寒さがましになると思うで
不恰好なマフラすまへんな
うちの手編みのマフラさかい」
「紅葉さんの手編みなのですね…
このマフラから紅葉さんの温もりを感じます…
ありがとうございます、紅葉さん」
エリュトロンちゃんは照れながらうちの頬にキスをした
「すいません、これぐらいで紅葉さんのマフラのかわりには思えませんが今はこれくらいしかできません…」
「そんなことあれへんて
エリュトロンちゃんのキスだったらうちのマフラ以上や
これはそのお釣りや」
うちはエリュトロンちゃんの頬にキスをした
「も、紅葉さん…!」
「いや〜〜〜さすがにファーストキスは照れるで、それが頬でも」
「フ、ファーストキス!ふぅ〜〜〜…」
エリュトロンちゃんはみるみるうちに顔が真っ赤になったと思うと気を失って倒れこんだ
「えっ、エリュトロンちゃん!?」
うちはエリュトロンちゃんに駆け寄ると気を失っているのにきがつき
「良かった、気をうしなっているだけみたいやな…」
うちはエリュトロンちゃんを姫様抱っこすると保健室のベットに運んだ
しばらくするとエリュトロンちゃんは目を覚ました
「うぅ…ん…紅葉さん…?」
「おっ、起きたみたいやな、ごめんな、まさか気絶するほどキスが嫌だったとは思ってなくて」
「い、いえ、違います!
キスの相手が紅葉さんだから嬉しくて…嬉しすぎて気絶しました…本当に嬉しくて…」
照れて俯きながら話すエリュトロンちゃんが可愛くて愛おしくなってうちはエリュトロンちゃんを抱きしめた
「あ…あの…も、紅葉さん…」
「エリュトロンちゃんはほんま可愛いな…」
顔を真っ赤にして照れるエリュトロンちゃんが可愛くて抱きしめる力を少し強めた
しばらくすると下校の音楽が鳴りひびいた
「あっもう下校時間みたいやな、さすがにこれ以上学校にいるわけあらへんな
家までは無理やけれども途中まで送るで」
「あ、あの、今日は帰りたくないって言ったら迷惑でしょうか…?」
「うちはそれでもかまわへんけれでも、いい加減、エリュトロンちゃんを未来に帰さんと姉ちゃんズが怒鳴りこんできそうやからな、この続きまたの次の機会や、今はこれで我慢しといてな」
うちはエリュトロンちゃんの口にキスをした
「うちのファーストキスや、今はこれでかんにんな」
「は、はい、紅葉さんからのファーストキスだったら我慢できます」
「ありがとうな、エリュトロンちゃん」
うちはエリュトロンちゃんの頭を撫でた
それからエリュトロンちゃんを未来に送りとどけると帰すとうちは家に帰宅した
うちとエリュトロンちゃんの関係は友達以上恋人未満の関係や
でもエリュトロンちゃんと恋人以上の関係になったらそれは天にも昇る幸せな気分にもなると思う
〜終わり〜