BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 作品集、きんいろモザイク、あります ( No.131 )
日時: 2014/08/31 16:20
名前: 千早 (ID: K.LxVVE2)

これはAチャンネルの百合小説です
登場伽羅は一井 透(トオル)と百木 るんです
この小説はトオルの視点から書かれています
〜ラブレター(Aチャンネルバージョン)〜
るんちゃんはモテる、るんちゃんは自分で気づいてない、所は、るんちゃんらしいけれども、無防備なるんちゃんは私は常に心配で心配で仕方がない、そんなある日、不安は的中する事になる、それは朝の下駄箱で事件は起きた
「あれ、なんだろ、これ?」
「どうしたの、るんちゃん…?」
「なんだか下駄箱に手紙が入ってたんだよ、何の手紙なのかな?」
「る、るんちゃん、手紙の中には何て書いてあったの?」
「ちょっと待て、今中を読むから」
るんちゃんは手紙を開けると中を読みだした
「えっと…放課後の今日の午後の六時半に体育館裏に来てください、伝えたい事があります、だって、何だろ…トオル、何だかわかる?」
「解らないよ…」
「そうか…トオルでも解らないんだね」
私はるんちゃんに嘘をついた、多分、その人はるんちゃんに告白するつもりだ、なんとしても告白をそししないと思った
「ねえ、るんちゃんはその人に会いに行くつもりなの…?」
「うん、そのつもりだよ、だって話の内容が気になるもん」
「止めた方がいいよ…るんちゃん」
「もうトオルは心配性だな〜〜〜大丈夫だよ〜〜〜」
「でも…」
私は何か言おうとした時にチャイムが鳴った
「あっ、予鈴が鳴ったよ、早く教室に向かわないと、じゃあね、トオル」
「るんちゃん、ちょっと待って!」
るんちゃんは私の呼びかけにも聞かずに右手を振りながら駆け足で去って行った
でもるんちゃんにラブレターを出すなんて許せない!!るんちゃんがそいつとの待ち合わせに来る前にどうにかしないと…私はるんちゃんとそいつとの待ち合わせ時間の三十分前に待ち合わせ場所に行ったら高校二年生くらいの男子生徒が待っていた、私はすかさず家から持ってきた金属を振り回しながら走って男子生徒に近づいた
「わっ!な、何なんだ!?」
「ふ〜〜ふ〜〜〜!」
「えっと…確か、るんちゃんのそばにいたトオルちゃんだよね?」
「ふが〜〜〜〜!!」
私は金属バットを振り回して男子生徒に近づいた
「ま、待って、何か、俺、トオルちゃんにしたかな?」
「ふ〜〜〜〜〜〜〜!!」
私は男子生徒に威嚇するように唸り声をあげた
「もしかしてるんちゃんに出したラブレターの事を怒っているの?」
「ッ!?」
私はたまらず男子生徒の体めがけてバットを振りおろすと寸前の所で男子生徒はバットを避けた
「わ、わかったよ、るんちゃんの告白は諦めるよ、るんちゃんには話は無くなったって伝えといてくれよ」
「ふ〜〜〜〜!!」
私は金属バットを振り上げた
「そ、それじゃあね、トオルちゃん」
男子生徒は慌ててその場を去って行った、それから五分後くらいにるんちゃんがやって来た
「あれ、何でここにトオルが、いるの?」
「ごめん…るんちゃん、やっぱりるんちゃんが心配だったから来ちゃた…」
「もうトオルは心配性だな〜〜〜所でトオル一人なの?トオルが来た時は誰もいなかったの?」
「あっ…高校二年生くらいの男子生徒が居たよ、その、男子からるんちゃんに伝言を預かってるよ、伝えたい事は無くなったって」
「そうなんだ…でも伝えたい事って何だったのかな?トオルは解る?」
「えっ…?解らないよ、でも伝える事が無くなったって事は、そんなに大切な事ではなかったんだよ、気にしたら負けだよ、るんちゃん」
「ならまあ良いか」
「ねえ、るんちゃん、もし告白されたら付き合うの?」
「う〜〜〜ん…その時にならないと解らないけれど、でも多分付き合わないかな」
「そうなんだ…」
「あっ、でもトオルに告白されたら付き合ってもいいかな〜〜〜」
「る、るんちゃん、からかわないでよ…」
「え〜〜からかってないよ〜〜ならこれなら信じられるでしょう」
るんちゃんは私に近づくとそのまま口にキスしてきた
「る、るんちゃん!?」
「トオルの唇は柔らかったよ」
色っぽく微笑んだ、るんちゃんの笑顔に私の胸はドキドキしてるんちゃんから視線をそらした
「どうしたの、トオル?」
るんちゃんは不思議そうに首をかしげながら私の顔を覗き込んできた
「ッ!?な、なんでもないよ、るんちゃん…」
私は慌てて両手を振った
「本当に?」
「う、うん、本当だよ」
「それならいいか、用事も無くなったし、帰ろう、トオル」
るんちゃんは私の右手を握り締めてきた
「うん…るんちゃん」
私もるんちゃんの手を握り返して、そのまま帰宅した
今日はるんちゃんが私に告白してくれるなんて夢のようだった
るんちゃんはいつも私に嬉しい言葉をくれる
今日の出来事で私はるんちゃんを愛してると改めて実感した
〜終わり〜