BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 作品集、きんいろモザイク、あります ( No.136 )
- 日時: 2014/12/27 14:30
- 名前: 千早 (ID: BDgtd/v4)
魔法のプリンセスミンキーモモの百合小説です
登場伽羅はマリンナーサのモモとフェリナーサのモモが人間に転生したモモです
これはマリンナーサのモモの視点から書かれています
〜二人のモモ〜
人間界のパパとママの葬式が終わりマリンナーサのパパとママとも会えなくなって私は天涯孤独になった
でも自分で決めて人間界に残ったのだから後悔はしていない
葬式が終わりしばらくしてからロンドンに来ている
あの子に…私と同じ名前のモモちゃんにもう一度会いたくて
「ロンドン〜〜ロンドン来てみたけれども〜〜〜」
私は周りを見渡しながら街中を歩いていると突然後ろからよく知った声の特別な女の子に話しかけられた
「あれ、モモちゃん?」
「えっ、モモちゃん…?」
「わ〜〜やっぱりモモちゃんだ〜〜会いたかった〜〜」
「私もモモちゃんに会いたかった〜〜」
私とモモちゃんは両手を握り締めて笑いあうと次は抱きしめあって再会を喜んだ
「いつ来たの?」
「今来たところだよ、久しぶりにモモちゃんに会いたくなって来ちゃった」
「モモちゃんから来てくれるなんて嬉しいな、でもどうしたの、この前みたいに何か悩みがあるんじゃないの?」
「うんん、悩みはないよ、本当にモモちゃんに会いたくなっただけだよ、
それよりもモモちゃんはこの前言ってくれたよね
モモちゃんは消えないって私が消させないってあれって何か根拠あったの?」
「あるよ、私はモモちゃんの事が大好きだもん、愛は偉大なんだよ」
「モモちゃんは無茶苦茶、それに凄い我儘なんだね」
「うん、私は我儘で強欲なんだよ」
「モモちゃんらしいね、でもさっき言った大好きってどういう意味なの?その…恋人にしたい大好きだったりして…なんてね」
「私はモモちゃんを恋人にしたいくらい好きなんだもん、初めて見た時からなんだよ、いわゆる一目惚れなんだ」
「そう…だったんだ…なんだか改めていわれると恥ずかしいな」
「だからね、本当の事を話してよ、モモちゃんの力になれないかもしれないけれども、やわらげてあげる事はできると思うよ」
「モモちゃんにはかなわないな…パパとママが亡くなって天涯孤独の一人になったと思ったら寂しくて…そしたらむしょうにモモちゃんに会いたくなって会いに来たんだよ」
「モモちゃんは一人ではないよ、モモちゃんには私がいるじゃない、モモちゃんさえよかったら私の家族になってよ」
「えっ、それってどういう意味なの?」
「えっとね、今は無理だけれど、結婚できる年になったら私と結婚してくれる?」
「それって…?」
「うん、プロポーズだよ、良かったら返事を聞かせてくれる?」
「そんなの返事は決まってるよ、モモちゃんのプロポーズを受けさせてもらいます」
「本当に?」
「ほ、本当だよ…」
モモちゃんはじーと私を見つめてきた、私は恥ずかしくてモモちゃんから視線をそらした
「ありがとう、モモちゃん!!」
モモちゃんは、私に抱き着いてきた
「わっ!?もうモモちゃん、いきなり抱き着いたら恥ずかしいよ…」
私は恥ずかしそうに顔を赤らめた
「これで私達は夫婦だね」
「まだ違うよ、それに私達の場合は夫婦じゃなくて婦婦だよ」
「そうだね、でもごろが悪そうだよ」
「くすくす、本当だね」
モモちゃんは楽しそうに笑った、でも何か思い出したように私から離れると両手を後ろに組んだ
「あっ、まだやってない事があったよ」
「やってないことって?」
「結婚の誓いのキスだよ」
「えっ、キス!?」
「そうだよ、もしかしてモモちゃんは私とキスするのは嫌だった?」
モモちゃんは寂しそうに少し俯いた
「い、嫌じゃないよ、いきなりだから少し驚いただけだよ、いいよ、誓いのキスしようよ」
「良いの?でも無理にする必要はないんだよ」
「無理はしていないよ!それにモモちゃんが先に誓いのキスをしようと言って、私をその気にさせといて、今更キスしないとか言われたら、それでこそ酷いよ」
「ごめん…モモちゃん」
モモちゃんは私の肩を掴んだ
「なら誓いのキスをしよう、モモちゃん」
「う、うん…」
「モモちゃん、愛してるよ」
「私もモモちゃんの事を愛してるよ」
私とモモちゃんはじっと見つめると私とモモちゃんは目を瞑りキスをした
「えへへ〜〜〜、なんだか照れるね」
「本当だね…」
私とモモちゃんは顔を赤らめながら恥ずかしそうにお互いに視線をそらした
「ねえ、モモちゃん、さえ良かったら、今日は家に泊まりに来ない?お母さん達にも紹介したいから」
「それって…両親にモモちゃんをくださいって言うあれだよね」
「そこまで身を構えなくていいよ、ただ親にこれが私の恋人だって紹介したいだけだからさ」
「そっちの方が緊張するよ…」
「モモちゃんは、そのままでも魅力的なんだからどんと構えていていてよ」
「もう無茶ぶり、緊張しないわけないよ…でも努力はするね」
私はこの後、モモちゃんの家に泊まりに行った、モモちゃんへの挨拶は、心配をよそに順調に進み、モモちゃんの親に凄く気に入られて、『モモの事をよろしくお願いね』、とまで言われた、これでモモちゃんの親公認の婚約者になった
これからは婚約者のモモちゃんと生きていこうと思う
モモちゃんとなら輝いた未来になると思うから
〜終わり〜