BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 作品集10月4日ダ・カーポ、D.C.最終話投稿 ( No.162 )
日時: 2019/04/24 03:19
名前: 千早 (ID: SSpjm3XS)


これは、桜Trickの百合小説です。
登場人物は、高山 春香(たかやま はるか)と園田 優(そのだ ゆう)です。
この話は、高山 春香の視点で書かれています。

〜桜色のお泊まり会〜

私と憂ちゃんの二人でキスをする秘密ができて1年がたって高校二年生になった。
この1年で学校が廃校になる事やコトネちゃんとしずくちゃんの二人の秘密を知ったり美月さんから告白をされたりと色んな事が起きた。
それでも優ちゃんとの秘密が増えていくのが嬉しかった。
でも今日は一つ不安な事があったりする。

「は〜〜……どうしようかな……」

私は、優ちゃんと一緒に帰っている途中に悩み事で小さくため息を吐いた。

「今日は、これでため息を吐くのが10回目だよ。
いったいどうしたのさ」

優ちゃんは、私が何回もため息を吐いたのを心配そうに私を見つめて何か悩み事があるのか質問をした。

「うんとね……実は、今日、親が旅行に行っていて家では、私1人なの。
やっぱり家で一人っきりなのが不安なの。
誰か家に泊まりに来てくれれば安心なんだけれどね」

私は、優ちゃんが泊まりに来てくれないだろうかと頼むように目をうるわせて上目遣いで優ちゃんを見つめた。

「なにさ、はっきりと言えば良いじゃない。
私に春香の家に泊まりに来て下さいってさ」

優ちゃんは、私のはっきりとしない態度を見て自分の腰に両手を当てて一日1人でいるのが寂しいのらば私に泊まりに来るように頼めってズバッと話した。

「えっ、優ちゃんが私の家に泊まりに来てくれるの!?」

憂ちゃんが私が1人で家にいるのが寂しいのらば優ちゃんに泊まりに来るように頼めって言った言葉を聞いて目を輝かせて優ちゃんに詰め寄って私の家に泊まりに来てくれるのか質問をした。

「うん、良いよ、春香の家に泊まりに来てあげる。
でも報酬は、高いぞよ」

優ちゃんは、腕を組んで偉そうに私の家に泊まる報酬が高い事を伝えた。

「はは〜〜いつもの物を用意しておりまする〜〜」

私は、頭を下げてへりくだりながらいつもの物を用意している事を伝えた。

「うむ、楽しみにしておるぞよ」

優ちゃんは、両腕を殿様みたいに組んで報酬を楽しみにしている事を伝えた。

「それならば1度家に帰って泊まる準備をしてから春香の家に行くね」

優ちゃんは、私の少しだけ前を歩くと両手を後ろで組んで私の方を振り向いて泊まる準備を準備をしてくる事を伝えた。

「解った、それならば私もそれ相応の準備をしておくね」

私は、優ちゃんの後を追い掛けるように歩くと優ちゃんが泊まる準備をしている事を伝えた。

「了解、それならばまた後でね、春香!」

優ちゃんは、右手を軽く振り別れの挨拶をした。

「うん、また後でね、優ちゃん!」

私も右手を軽く振り優ちゃんの別れの挨拶に答えた。
優ちゃんは、私の別れの挨拶を見ると嬉しそうにニッコリと笑い自分の家に向かって走り始めた。
私は、優ちゃんが去って行くのを右手を軽く振りながら見送るとスーパーに晩御飯て食べる食材と優ちゃんに渡す抹茶シュークリームを買いに向かった。
買い物をすませると自分の家に向かって食材を冷蔵庫に入れた。
それからしばらくしてから玄関のベルが鳴るの音が聞こえてきた。
玄関の扉を開けると優ちゃんが立っていた。

「いらっしゃい、どうぞ上がって、優ちゃん」

私は、玄関の扉を開けたまま優ちゃんを家に招き入れようとした。

「うん、お邪魔します、春香」

優ちゃんは、大きく頷いてお邪魔しますって私に伝えてから家の中に入った。
優ちゃんが家の中に入ったのを確認してから私も家の中に入った。

「先に私の部屋に行っていてね。
飲み物を取って来るからね。
飲み物は、コーヒーとオレンジジュースとどちらが良いの?」

私は、優ちゃんが玄関で靴を脱いで家の中に上がったのを見計らって優ちゃんの飲みたい飲み物を質問をした。

「もちろんオレンジジュースだよ!
コーヒーは、苦くて飲めないもん……」

優ちゃんは、オレンジジュースが飲みたいと即答するとコーヒーを思い浮かべて苦そうに顔をしかめた。

「解ったよ、オレンジジュースだね。
すぐにオレンジジュースを入れてくるね」

優ちゃんがコーヒーは、苦くて飲めないと言う言葉を聞いて味覚が子供の優ちゃんも可愛らしいと思いクスリと笑った。
私は、優ちゃんにオレンジジュースを入れてくるって伝えてから台所に向かった。
台所でオレンジジュースを二個のコップに入れて冷蔵庫から抹茶シュークリームを出してオレンジジュースと抹茶シュークリームをおぼんに乗せて私の部屋に戻った。

「お待たせ、優ちゃん」

オレンジジュースの入ったコップと抹茶シュークリームを優ちゃんの前に置いた。

「わ〜〜い、抹茶シュークリームだ!」

優ちゃんは、目を輝かせて抹茶シュークリームを手に取ろうとした。

「待って、優ちゃん。
数学のテストで赤点を取ったよね。
だから先に数学の勉強が先だよ」

私は、優ちゃんが取ろうとした抹茶シュークリームを先に持つと数学の勉強が先だと伝えた。

「え〜〜勉強なんか嫌だよ……」

優ちゃんは、勉強が嫌そうに不満を呟いた。

「勉強をしたら私の抹茶シュークリームもあげるから頑張ろうね、優ちゃん」

私は、自分の抹茶シュークリームを優ちゃんに見せて私の抹茶シュークリームもあげるから勉強を頑張る事を提案をした。

「それならば勉強を頑張る!」

優ちゃんは、勉強をしたら私の抹茶シュークリームも食べても良いと言う言葉を聞いて目を輝かせて勉強を頑張ると即答した。

「うん、それでこそ優ちゃんだよ」

私は、優ちゃんの勉強を頑張ると言う言葉を聞いて満足そうに頷いてそれでこそ優ちゃんだと優ちゃんを褒めた。
私は、数学の教科書とノートをテーブルの上に広げた。

「最初は、基礎問題からだよ。
初めにこれを解いて見てよ」

私は、この前にテストででた簡単な問題をノートに書いて優ちゃんに答えを質問をした。

「えっ……と……うんと……」

優ちゃんは、問題の答えが解らずに頭を抱えて悩んだ。

「優ちゃん、この場合は、最初にかけ算をするんだよ」

私は、しばらく悩んでいる優ちゃんを見つめてから優ちゃんに最初は、かけ算をするとヒントを伝えた。

「えっと……これで良いのかな……?」

優ちゃんは、悩みながら不安そうに答えをノートに買いた。

「うん、さすがは、優ちゃんだよ。
答えが合っているよ」

私は、優ちゃんの書いた答えを見て満足そうに頷いてこれが合っている事を伝えた。

「それならば次は、この問題だよ、優ちゃん」

私は、さっきの出した問題と同じ解き方で答えが出るけれども数字と計算の方程式が少しだけ違った計算問題をノートに書いた。

「えっと……う〜んと……」

優ちゃんは、計算問題を問題を一生懸命に解こうとした。

「優ちゃん、さっきの問題の解き方を思い出してね」

私は、優ちゃんが十分くらい悩んだのを見守ってからさっきの問題を思い出してほしい事をお願いした。

「さっきの問題……?
そうか、それならば答えは、これだ!
どうかな答えが合っているかな、春香……?」

優ちゃんは、さっきの問題の解き方を思い出してすらすらと問題の答えを書いた。
優ちゃんは、不安そうに私を見つめて答えが合っているのか質問をした。

「凄いよ、優ちゃん、正解だよ!
次の問題は、これだよ。
難しいけれども優ちゃんに解けるかな?
この問題が解けたら追試は、大丈夫だよ」

私は、優ちゃんの書いた答えを見て満足そうに頷いて答えが合っている事を伝えた。
すぐに難しい計算問題をノートに書いて解けるのか質問をした。

「これは……えっと……うんと……」

優ちゃんは、答えが解らずに自分の頭を触り考え込んだ。

「優ちゃん、この場合は、()の中を先に解くんだよ。
後は、さっき使った問題の解き方と同じだよ」

私は、優ちゃんが10分くらい考え込んだのを見てから優ちゃんに計算問題のヒントを伝えた。

「えっ……えっと……これで良いのかな……?」

優ちゃんは、自信なさげに計算問題の答えをノートに書いて私に不安そうに私を見つめながら答えが合っているのか質問をした。

「どれどれ……うん、凄いよ、答えが正解だよ。
良くできたね、優ちゃん」

私は、優ちゃんがノートに書いた答えを見て合っているのか確認をした。
優ちゃんの書いた答えが合っていると解ると優ちゃんの頭を撫でて答えが合っている事を褒めた。

「えへへ〜〜答えが合っていて良かった」

優ちゃんは、私に頭を撫でられて答えが合っている事を褒められると嬉しそうにニコニコ笑顔になり安心したように微笑んだ。

「はい、優ちゃん、これは、勉強を頑張ったご褒美だよ」

私は、優ちゃんの前に抹茶シュークリームを二つ置いた。

「わ〜〜ありがとう、春香!
いただきま〜〜す!」

優ちゃんは、抹茶シュークリームを見て目を輝かせて私に抹茶シュークリームのお礼を伝えた。
優ちゃんは、すぐに両手を合わせていただきますをした。

「ん〜〜抹茶シュークリームが美味しいよ〜〜」

優ちゃんは、抹茶シュークリームを食べて抹茶シュークリームが美味しくて幸せそうに微笑んだ。

「それならば良かった。
あっ、優ちゃん、ほっぺたに抹茶シュークリームのクリームが付いているよ」

優ちゃんが抹茶シュークリームを美味しそうに食べたのを見て安心したように微笑んだ。
私は、優ちゃんのほっぺたにクリームが付いているのに気がついてクスクスと笑い優ちゃんにほっぺたにクリームが付いていることを知られた。

「えっ、何処にクリームが付いているの!?」

優ちゃんは、私がほっぺたにクリームが付いていることを言われると慌てて顔の全体を両手で拭いてクリームを取ろうとした。

「そこじゃないよ。
私がクリームを取ってあげるね」

私は、優ちゃんのほっぺたに付いているクリームを舐めてクリームを拭いた。

「わっ、何をするのさ、春香!!」

優ちゃんは、私がほっぺたについているクリームを舐められて拭かれると顔を真っ赤にして驚いて声を出した。

「ごめんね、優ちゃん。
つい優ちゃんのほっぺたについているクリームが美味しそうだったから舐めちゃったよ」

私は、悪戯っぽく微笑みながら優ちゃんに謝るとついクリームが美味しそうだったからを舐めたことを伝えた。

「まったくついじゃないよ、春香。
春香は、たまに常識外れなことをするよね」

優ちゃんは、軽くため息を吐いて冷めた眼差しで私をじと〜と見つめて私が常識外れなことをする事を述べた。

「常識外れって酷いよ〜〜
優ちゃんにだけは、言われたくないかもだよ〜〜」

私は、優ちゃんに常識外れと言われるとほっぺたを膨らませて優ちゃんに不満を伝えた。

「ん〜〜美味しかった、ご馳走様、春香」

優ちゃんは、私の不満の声を無視して抹茶シュークリームを食べきると満足そうにお腹を擦りながら抹茶シュークリームのお礼を伝えた。