BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: BL,GL,NI,その他の短編集、ヴァンガード始めました ( No.6 )
- 日時: 2013/05/12 11:08
- 名前: 千早 (ID: fR1r/GEI)
これはカードファイト!!ヴァンガードの先導アイチと櫂トシキのBL小説です
〜憧れ〜
櫂君は僕に色んな新しい世界に連れてってくれた
ヴァンガードもその一つだった
そんな櫂君に最初は憧れていたと思う
でもそのうちに憧れが恋に変わっていた
「なんだ、アイチ、明日まで家一人なのか?」
「うん、お父さんもお母さんもくじ引きのペアーの旅行券がが当たって出かけているし
エミもマイちゃんの家でお泊り会だから」
「そうか、でも朝まで一人だと寂しいな」
「少し寂しいけれどももう子供ではないから」
「寂しかったらいつでもこのカツミ様に電話しろ
話し相手にくらいならなってやるからな」
「あはは…ありがとう、森川君」
「アイチ…」
「どうしたの、櫂君?」
「家に泊まりに来い…」
「えっ…?え〜〜〜!?!」
「嫌か…?」
「嫌じゃないけれども迷惑じゃない?」
「かまわない…」
「ならお願いね、櫂君」
家に着替えを取りに帰るとそのまま櫂君の家に向かった
「入れ…」
「あ、あの、おじゃまします
ここが櫂君の部屋なんだね」
僕はリビングを見渡した
「ご飯を準備をするからその辺でくつろいでいろ…」
「えっ?櫂君が料理作るの?」
「・・・」
「凄いな、料理が作れるなんて、僕なんて料理はてんで駄目だから」
「アイチもやれば作れるようになれる…」
「僕なんか無理だよ」
「・・・」
これ以上櫂君の料理作りの邪魔をしたくなくて床にヴァンガードのカードを広げて
デッキの整理をした
「アイチ…ご飯で来たぞ…」
櫂君が料理を運んできた
「ごめんね、何も手伝わないで」
「気にするな…
冷めないうちに早く食べろ…」
「うん、いただきま〜〜す」
僕は料理を一口食べた
「美味しい〜〜櫂君って料理を作る天才だね
いいな〜〜櫂君と結婚する人…
ぐすん…あれ?櫂君が誰かと結婚すると考えたら悲しくて涙が止まらないよ…」
「アイチ…」
「ごめんね…櫂君…すぐに泣きやむから…」
僕は泣きやもうと一所懸命に涙をむぐおもうとするけれどもいっこうに涙が止まらずに
「大丈夫だ…アイチ…」
「えっ…?」
櫂君が僕の口にキスをした
「俺の結婚する相手はアイチ以外考えられない…」
「本当に?」
「信じられないか…?」
「うんん、櫂君の事なら信じられる」
今度は嬉しくて涙が止まらなくてなり
「好きだ…アイチ…」
櫂君は優しく抱きしめて僕のおでこにキスをしてくれた
「僕も好きだよ、櫂君」
僕は涙を拭いて櫂君ににっこりと最高の笑顔を向けた
その後、櫂君が優しく愛してくれて気が付くと朝になっていた
この先も恋人の櫂君となら歩いていける
だって最愛の人が僕の隣にいてくれるんだから…
〜終わり〜