BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 作品集、マリア様がみてる、あります ( No.75 )
日時: 2013/10/30 20:25
名前: 千早 (ID: fgNCgvNG)

これはプリズマ☆イリヤの百合小説です
登場伽羅はイリヤスフィール・フォン・アインツベルクと美遊・エーデルフェルトと森山・那奈亀と嶽間沢 龍子です
イリヤの視点から書かれています
〜イリヤと美遊〜
カード集めが終わって改めて美遊とのつながりを感じた
そして美遊からラブラブともいえるアプローチを受けていた
で今は学校の教室で一つの椅子に美遊とイリヤで座っている
「ねえ、イリヤ、昨日の今日で何があったの?」
「何もないよ、イリヤでもよくわからないから」
「イリヤだけずるいぞ〜〜!美遊、あたしとも仲良くしろ〜〜」
「なんであなたと仲良くならないといけないの?イリヤとはキスした仲だから私とイリヤの邪魔をしないで…」
「えっ!?」
「キ、キスって?」
「ちょっと美遊、なんて事を言うの!?」
「なんで慌ててるの?本当の事を言っただけ」
「そうだけれども、でもあれは寝ぼけていてしただけの事故みたいな物だってイリヤは説明したよね!」
「うぅ…ずりーぞ!イリヤだけキスするなんて!あたしともキスさせろ〜〜!」
龍子が美遊にキスしようと襲い掛かったのを見てイリヤは反射的に龍子の顔に自分の鞄をぶつけてしまった
「うぅ…イリヤ、何するんだよ〜〜」
「はっ!ごめん、つい反射的に、大丈夫、龍子?」
「まったくひでえよ、イリヤ、ん、待てよ、イリヤとキスしたら美遊と間接キスになるんだよな…」
「あ、あの、龍子?なんだか嫌な気しかしないんだけれども」
「イリヤ〜〜あたしにキスさせろ〜〜」
「ひ〜〜やっぱり〜〜〜!!」
龍子はイリヤに襲い掛かってきた、その瞬間美遊が龍子の後ろからグーで殴り飛ばした
「いって〜〜〜何も殴ることないだろ、しかもグーで!」
「イリヤにキスしていいのは友達の私だけ…イリヤに手を許さない」
「だからってグーで殴る事はないだろ」
「でもキスをするなんてまるでイリヤと美遊は恋人みたいね」
「もう那奈亀、何言っているの、美遊は友達だよ」
「イリヤは私の恋人…だから私とイリヤの邪魔しないで」
「美遊、何言っているの!?ちょっと美遊こっちに来て」
イリヤは美遊の手を掴むと裏庭まで連れだした
「もう美遊、いきなり何言うんだよ、みんな絶対誤解したよ」
「なんで、イリヤは私と恋人は嫌…?」
「嫌ではないよ、でもほらイリヤと美遊は女の子同士だし、それに人の目があるじゃない」
「私は気にしない」
「美遊が気にしなくてもイリヤが気にするの!」
「ごめん、イリヤと仲良くなるのが嬉しくて…イリヤは初めての友達だから」
「美遊…」
恥ずかしそうに話す美遊を見て胸がきゅんとした
「その…美遊の恋人になっても良いよ」
「良いの?嫌なら無理しなくていいから…」
「無理なんかしてないよ!そりゃあ、人の目とか気にしていたけれどもでもやっぱり自分の気持ちを嘘つくのはいけないかなって思って、とにかく美遊を恋人にしたいくらい好きだってこと悪いか〜〜!
「うんん…悪くない、むしろ嬉しい…」
嬉しそうにうっすらと微笑む美遊が可愛くてたまらず美遊を抱きしめた
「どうしたの、イリヤ…?」
「うんん、なんでもないよ、ねえ、美遊、キスしていい?」
「キ、キス!?」
「あっ嫌だったらまた今度でいいよ」
「嫌ではないけれども、心の準備がまだ…でもイリヤが望むのなら私頑張るから」
「やっぱり今度でいいよ」
「なんで?イリヤはキスしたいんでしょう」
「うん、だけれども美遊が無理にしてもイリヤは嬉しくない、それにこういうのはあせらずに美遊とゆっくりと経験していきたいから」
「イリヤ…ありがとう」
「どういたしまして、美遊」
イリヤは美遊を抱きしめたままお互いを見つめあった
美遊とゆっくりと色んな事を経験して進んでいこうと思う
あせることはない、だってこの先も美遊のそばにいられるから…
〜おわり〜