BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: BL,GL,NI,その他の短編集、今回はドキドキプリキュア ( No.8 )
- 日時: 2013/05/15 11:59
- 名前: 千早 (ID: 07Anwjr8)
これはタイガー&バニーのBL小説です
登場伽羅は鏑木・T・虎鉄(ワイルドタイガー)とバーナビー・ブルックスJr.です
〜兎は虎を食べる〜
僕にとってヒーローすることは両親を殺した犯人を見つけるための手段しかなかった
だからあの人と組まされたのも犯人を捕まえる通過点でしかなかった
それなのにあの人のやる事言ったら無茶苦茶でしかも僕の足を引っ張るし
最低のパートナーだといっても過言ではなかった
でも次第にあの人の事の心に触れるにつれてひかれていく自分に気が付いた
そのパートナーの名前は鏑木・T・虎鉄、そして今は僕の一番大切な人だ
「トレーニングはもう終わりか?」
「はい、今ちょうど終わったところです」
「ならこの後付き合え、俺の家で飯をご馳走してやるから」
照れくさそうに顔を赤らめるながら頬をかく虎鉄さんが凄く可愛らしくて
僕は愛おしく感じてくすりと笑った
「はい、いいですよ、この後用事もありませんから」
それから僕は虎鉄さんの家でチャーハンをご馳走になった
「やっぱり虎鉄さんの料理は美味しいですね」
「まあ、唯一得意な料理だからな
おい、頬にご飯がつているぞ」
「えっ、どこですか?」
「ここだよ、ほら、とれたぞ」
虎鉄さんは僕の頬についたご飯粒を人差し指で取るとそれを食べた
「ッ!?!」
「どうかしたか?」
「いえ、なんでもありません」
「でも顔が赤いぞ、風邪でもひいたんじゃないか?」
そういうと虎鉄さんのおでこと僕のおでこをくっつけてきた
虎鉄さんの顔がすぐ前にあるそう思うと我慢ができなくなり
僕は虎鉄さんを押し倒した
「な、なに怒っているんだ?」
「虎鉄さんがいけないんですよ、僕を誘う用な事をしたんですから」
「それってどういう意味なんだ、んんっ」
僕は虎鉄さんを求めるように自分の舌と虎鉄さんの舌を絡ませて虎鉄さんを求めるように
五分くらいキスをして口を離した
「すいません、虎鉄さん…でもこれが僕の気持ちです」
「俺よりも年下のバーナビーにここまで言わせるなんて俺も情けないな…」
「虎鉄さん…?」
「俺もバーナビーの事が好きだ、初めの時はなんて生意気の奴とコンビを組まされたかと
思ったがバーナビーの事を知るにつれてだんだん気になり始めて気が付くと
バーナビーの事を目で追いかけていたんだ、こんな気持ちになったのは久しぶりだ」
「本当ですか?」
「こんな事で嘘をつくかよ」
「嬉しいです、虎鉄さんと両想いになれるなんて…」
僕は嬉しくて優しく虎鉄さんに優しく抱き着いた
「好きだ、バーナビー」
「僕も虎鉄さんの事が好きです」
今度はお互いを求めるように優しくキスをした…
僕は本当の意味でヒーローになれたのかもしれない
なぜなら本当に守りたい大切な人ができたのだから…
〜終わり〜