BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 君と僕と、ピンクとグレー。 ( No.25 )
日時: 2013/10/27 10:56
名前: 冬華 ◆tZ.06F0pSY (ID: m0jWhI/b)

<恐れ多くも進撃BL。ジャン×アルミンに目覚めてしまった私。。。現パロです。>


「……ン、…ねぇってば、……ジャン?」
「あ? あぁ悪い…なんだっけ?」

何度も呼ばれていたらしく、返事をするとやれやれとため息を吐かれてしまった。
ちょっと拗ねた顔をしてからにやりと笑って俺を茶化す。

「相当忙しそうだもんねぇ実行委員長さん?」
「やめてくれマジで、、エレンの野郎アイツ文化祭終わったらぶっ潰す……あいつのせいで俺が委員長だなんてな…」

頬杖ついて、くすくす笑うのは俺の恋人だ。……一応。
一応、というのは前世では完全にそうだと言えたけど、現世で出会ってからちゃんと確認はしていない。なんというか、コイツはもうそんなこと思ってないんじゃないか、とか考えると踏み切れない部分があるのだ。
それでもキスはする。これも一応だが、それ以上まで進んだこともある。でも一回だけ。

「はーぁあ、うまくいかねぇなぁホントっ」
「? なにか仕事詰まってるの?手伝う?」
「いやまぁ、、たぶん大丈夫…」

確かにお前の助けがないと進まない問題だけどな。今この悩みに巻き込むわけにはいかない。こいつだって生徒会で引っ張りだこなのは一緒だから。

「……ジャンが頼ってくれなぁい」
「お前だって超忙しいだろ……」

むっすり、口を尖らせて海色の目を伏せて見せる。……多分、こっちは計算。
コイツの表情には天然の場合と計算の場合があるので気をつけなくちゃいけない。うっかりひっかかっても駄目だし、かといって放置しすぎると引きこもりみたくなるし大変だ。

ちら、ひっかかってないか確かめてくる青い瞳。結果を見てはこうやってまた拗ねるのだ。

「……ちぇ。ジャンのバカ。」
「残念だったな見破られて……」

天使ときどき小悪魔。それがコイツだ。見た目は天使。中身も、まぁ天使。心は、ときどき小悪魔。


「……文化祭終わったら海行くか。」
「へ?打ち上げサボるってこと?」
「うーん、いや振り替え休み使ってもいいけどサボった方がロマンあるよな」
「あは、出たよロマンチストジャンw ……急になに、僕のため?」

やわらかく笑って、また頬杖をついたまま上目づかいで問いかけてくる。

「……さぁな」

お前の目見てたら連れてきたくなった、とか。多分そんな理由。

「じゃあエレンこらしめるより先に僕優先するんだね?」

「……わざわざ訊くなよ趣味わりー…」
「えへ、いいじゃんちょっとくらい確かめたって」

手を合わせて、口元に持ってって、お願い?って。 あ、ごめんアルミンさっき一応恋人とかとんでもないこと言っちゃって。だめだ俺ホントにお前が好きなんだ。

「……あぁ…すげぇ好きだアルミンごめん…」
「え?は、 な、急になに言ってんのジャン…っ」

面食らったような顔をして、ほっぺた真っ赤に染めて。そうだ、俺達が恋人同士ってんなもん見りゃわかんじゃねーか。なんか悩んで損した気がする。

「よーし海行くぞー!」
「も、もーどうしちゃったのジャンってば、」

ぐい、と手を引っ張ったら困ったような顔してつられて立ち上がるアルミン。

「、 ……ねぇジャン。僕もちゃんと…すきだから」

ぽそり、背中に聞こえた小さな声。 ホントもう、今すぐにでも連れ去りたい。

俺の恋人。いたずらな天使で小悪魔で、どうしようもなく愛なんだ。





>>ジャンアル素敵。アルミンの方が立場は上なとことか、どうしようもなく愛だと思うホント。
すいません、ちゃんと読み返してないのでひどいかもw今度時間ある時に修正します!