BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒バス小説【BL】- 只今『赤高』- ( No.14 )
日時: 2014/01/13 18:48
名前: 侑莉 (ID: hV/zNhkL)

続き↓


————時刻は午前11時。



俺はあの図書館で、何となくそわそわしていた。

本選びに集中できず、同じ場所を行ったり来たりしてしまう。

今まで、知り合いと“待ち合わせる”ということをほとんどしたことがなかったので、ある意味当然ともいえるわけだが。



ウィーン




ぴくっ



「………はぁ………」


自動ドアが開く音にいちいち反応してしまう。
思わずため息が漏れた。


「………待ち合わせ時間の二時間も前に来てしまうなんて、僕も大概浮かれてるんだな………」

なんて呟く。



…すると。


「…へぇ〜、浮かれてたんだ?赤司クン」



びくぅっ


恐る恐る後ろを振り向く。

そこには————……


「………た、たた、高尾君………」

「ちぃーっす☆高尾ちゃんだよーんww」


………まんまにやけ顔の彼がいた。