BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒バス小説【BL】 ( No.3 )
日時: 2013/12/20 21:16
名前: 侑莉 (ID: hV/zNhkL)

1、緑間&高尾


全てがキセキだった高校時代。
三年間なんてあっという間で。
———気がつけば俺達は、もう大学生になってしまっていた。


‘ピピピッ…ピピピピピピピッ…’

風が冷たくなってくる冬の季節。
カーテンの隙間からは、まだ頼りなげな朝の陽射しが差しこんでくる。

ピピピピピピピピピピ……ピッ!((ガコン))

「………んっ……ねみぃ…さみぃ〜…」

俺——高尾和成は、そんな朝の中、けたたましく部屋の中に鳴り響くめざまし時計を渾身の力を振り絞って止め、そう小言のように呟いた。

時計を見れば、まだ針は五時半を指している。
いつも七時くらいに起きる自分としては、ちょっと考えられない時間だった。

…なぜ、俺がこんな時間にめざましをセットしたのかというと———…

それは、まず間違いなく昨日来た一通のメールが原因だろう—————……