BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- 大好きなんだから! 〜4話〜 ( No.15 )
- 日時: 2014/04/29 21:27
- 名前: やぢゃ@受験やばい (ID: k9pS0/Ff)
〜すこし甘入ります、注意!〜
それからしばらくは、だいぶ室内は静かだった。
お互い話すこともなく、話そうとも思わない。
まあ、話したくないといえば、雄斗の方は嘘になるが。
暇つぶしが用に渡しておいたゲームを東は熱心にやりこみ、雄斗はノートパソコンをいじっている。
「……宮崎」
「あ? なんだよ?」
案外素直に東は返事はしたが、ゲーム機から視線は外さない。
「宮崎は、その……あれか?」
「? あれ?」
いぶかしげな顔をして、ゲーム機から顔を上げた。
遠回しな言い方をしてしまっているが、……要するに、ゲイなのかという話だ。
気になっているひとに聞くのは、なかなか勇気のいること。
思わずくちごもっていると、東はベッドから降り、直接こちらまで来て聞く。
「あれって、何だよ?」
「ッ……//」
正直、赤面を押さえるのが精一杯だ。顔が近すぎる。
ちらっと横を見るが、すぐにパソコンに視線を逸らしてしまう。
(こいつ……//)
鈍感すぎる。
もっと距離というものを、考えて欲しい。
「何だよってば?」
雄斗の肩を、東が掴む。
こいつ——。
「あのな」
肩に置かれた手を雄斗は握り、立ち上がる。
「?」
東はきょとんとし、東は首を傾げる。
頼むから……それ以上、こっちの理性を刺激しないでくれ。
「お前……何で、顔赤くなってるんだ?」
顔を近づけ、東が問うてきた。
ぷつん……——
心のなかで、何かが切れる音がした。
気づいたときには、東を壁に押しつけていた。
「なっ、何だよ、おいっ!?」
うわずった声を出し、すこし赤面してしまう東に、もう理性が持たなくなったことが分かった。
非常識なほど顔を近づけ、掴んでいた東の人差し指をぱくりとくちにくわえる。
「んッ……//」
ぴくりと、東が可愛く反応する。
指を丹念に、くちのなかで舐める。
東の吐息がだんだん荒くなり、赤面しながら肩で息をしていた。
抵抗すらしないなんて……。形だけでもいいから、抵抗して欲しいと思う部分もあったが。
ちゅぷっという水音をたて、東の指をくちから抜くと。
「おま……っ////」
「抵抗しなかった、お前のせいだからな」
雄斗の片手が東の両手の動きを禁じ、もう片方の手が。
彼を愛撫する。
End
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なんか最後、雑になっちゃってすみません…。
よければリク頂けると嬉しいです。