BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: カゲプロのBL小説書いていこうと思います ( No.101 )
日時: 2014/07/19 03:02
名前: こまとむ (ID: A9wxTbZM)  

ヤンデレセトシンの続きですよ〜
セトさんキャラ崩壊(・ω・)

目を開けると一番最初に橙色のくりっとした目と目が合った。
おそらくセトだろうか。
目元を擦りながら、ギシリと音をたて、ベッドから起きあがる。

それと同時に俺の上に乗っていたであろうセトが俺の上から退く。
「シンタローさん、おはようございます」
そう言った彼を見て俺は驚きのあまり小さく悲鳴を漏らす。

そう、セトの緑色のつなぎが所々赤く染まっていたのだ。
『セト、それどうしたんだ…?』

そう俺が問いかけるとセトはいきなり笑顔になりセトらしくない口調で俺の問いに答える。
「ああ、これは…シンタローに近付く悪い奴らを倒してたらいつの間にか…シンタローとお揃いだね、ああ…ごめんね…シンタローの色はもっと綺麗だよね、あんな奴らの返り血と一緒にしたらシンタローが汚れちゃうよね、ごめんねシンタロー」

俺はセトの発言が理解出来なかった。
本当にこいつはセトなのだろうか。
そもそも返り血って…まさか…

そう頭の中でグルグル考えていると後ろから温もりに包まれる。
ふと自分の腹部を見るとセトの腕が巻き付けられていた。

「ごめんなさいっす、少し驚いちゃいましたよね…でもね、シンタローさん、ああするしかなかったんすよ」

『何で…?』
「シンタローさんが好きなんすよ…」
俺はその言葉に驚いて目を見開く。

そして次の瞬間ふわりと宙に浮いた後ふかふかのベッドに体が沈められる。

『セト…?』
「シンタローさん、愛してるっす、シンタローさんのその目、その髪、口、鼻、脚、手、臓器、血、血管、声…シンタローさんの全てを愛してるっす…」
その発言を聞いて俺は本能的にヤバイと察知し、セトをぐいぐいと押す。

「シンタローさん…?」
『ど、退けよ…な?』
俺は精一杯の笑顔を作り、セトにそう言ってみる。

「なんで退かなきゃいけないんすか?」
『俺、もう帰るからさ…』
「シンタローさん…まさか逃げる気っすか?」
そう言ったセトの顔は今まで見た事ないくらい怖かった。
ああ、もう駄目なんだな俺はそう確信した瞬間、意識が沈んでいくのが分かった。

「逃さないっすよ…シンタローさん」
遠のく意識の中、それが最後に聞こえた言葉だった。
END

ヤンデレ????
というわけでなすびさん、リクエストありがとうございました!